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味方のはずのコンサル・士業が伝え方を間違って『無能な味方』になってしまうとき
こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾のこうめいです。
「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」
ナポレオンが言ったという説がある言葉で、今ネットなどでよく使われている言葉なんですがあなたはご存じですか?
敵側に優秀な人がいることは非常に大変なことですが、それは当たり前のことですし警戒すれば済む話です。
そんな優秀な敵以上に気を付けなければならないのは無能な味方。しかもやる気のある無能な味方だと言われています。
厳しい言い方ですが、やる気のある無能な味方は頑張れば頑張るほど自分たちの足を引っ張るので、ほかの仲間が疲弊し苦しむことになります。
そういう状態を皮肉って言われるようになったのが、先ほどの言葉なわけですね。
さて実はネットで今、『無能な味方』というのがトレンドになっています。理由は、このニュースのきっかけになった広告会社さんがきっかけでした。
カンタンにいうと、noteなどにお金をもらって斎藤兵庫県知事のサポートをしたというような書き込みを実績紹介のように書いてしまったんですよね。
これが本当なら公職選挙法違反の可能性が出てきてしまったというわけ。
さて、ここから先は事件に関しては触れません。私は元行政書士ですから推定無罪の原則で、裁判の判決が出るまで個別の出来事自体は論じないようにしています。
今回の兵庫県のごたごたなんて、何が正解か全然わかりませんしね。
ということで、ここから本題なんですが、『自己顕示欲で無能な味方になってしまうコンサルや士業』の話をしようと思います。
自己顕示欲や承認欲求というのはめっちゃ怖いものです。
その怖さはSNSを見ているとよくわかって、自分がいいねをもらうためにいろんな手を尽くして犯罪まがいのことまでしてしまう人がいるくらいです。
この承認欲求に振り回されなくなるためには、自分で自分のことを承認できるレベルまで魂を鍛えるしかないんですが、今回はその辺りの話はやめておきましょう。
で、この自己顕示欲とは商売でSNSなどを使う人は上手に付き合っていく必要があります。
というのも、全く自己顕示欲がなくなるとお客さんに自分の魅力が伝えられなくなります。
その一方で、自己顕示欲だけにのまれると嘘をついてでも話題になればいいとアホなことをして「再起不能の信頼失墜行為」まで陥ってしまう人も珍しくありません。
だからその両方を上手に使う。これがバランスのいい伝え方になるんですね。
例えば今回の事例のようにお客さんとのお仕事の結果を報告する。
これは、よくある自分の実力や魅力を伝える手法でやろうとしていること自体は悪くありません。
ただ、その実績報告がサポートをしている依頼者(クライアント)のマイナスになることだけは絶対に避けなければならないんですね。
それが裏方でお客さんを支えているコンサルや士業の最低限の職業倫理です。
例えば私が実績を紹介するときは、お客さんに許可を取り、お客さんの名前なども出さずに基本はやります。
お客さんを特定されるとそのお客さんが「こんなことで悩んでたんだね」と誰かにからかわれるかもしれないでしょ?だから基本名前は出しません。
ご本人が、すごく私に感謝しているから名前だしちゃって!!!と言ってくれた場合だけ、名前を出してますが、そういうときにも書いた文章を必ず本人にもチェックしてもらって問題ないか見てもらっています。
これは自分たちの業界では問題がなくても、ほかの業界では大問題になるような言葉遣いとか、表現の仕方があったりするからです。
行政書士なんか、「会社の設立を全部やってくれました!」なんてお客さんに書かれたら司法書士法違反で逮捕されますから。きちんと、「司法書士さんとともに会社設立をやり遂げてくれました」と書き直すわけです。
実際は違法行為なんてしてないし、しっかり司法書士と連携してるなんてわかるじゃん?なんて言い訳は通用しません。何せ士業の世界はそういう一言で命(資格)を取られる世界ですから
そしてこういうのって他の業界でも当然あると思うんですよね。
今年話題になった大谷選手の自宅の撮影をしてしまったテレビ局や、家具アーチストさんのミス。
嬉しかったのかもしれませんが、そういう情報を外に出してしまうのは「自分さえよければいい」という自分勝手な考え方でしかありませんよね?
相手の立場からすれば迷惑でしかないわけです。
私たちが『伝える力』を発揮するときに気を付けなければならないのは、相手の人も喜べるものになっているか?という点です。
誰が不幸になるような情報を嬉々として伝えていると、周りの人にこの人は信頼できない人だという情報が伝わってしまいます。
その一方で、相手も喜んでくれるような情報の出し方をすると、伝わる力はあなたが発揮した力以上の効果をもたらすことがあるんですね。
それに気がつけていない人は、自分だけが気持ちよくなるような「伝える力」を発揮し続けてしまいがちです。
そうして最終的には自尊心にのまれて、クライアントにダメージを与えるような取り返しのつかないことに『伝える力』を発揮してしまうんですよね。
そうなる前に、もう一度自分の配信は自分以外の人も喜んでもらえるものになっているか?しっかり見直してくださいね。
今日はここまで!
追伸:先日、たまたまコンビニで見かけた一番くじのキングダムを誘惑に負けて引いてしまいました。そしたらビックリすることに王騎将軍(A賞)をGET!
今までカプセルトイサイズのフィギアはあったんですが、こんなデカいの初めてもらったのですごくワクワクしました。
今、玄徳庵に鎮座してます。私の後ろに(笑)写真は撮れないんですが、かなり存在感デカいです。なんか背中から気合入れられている気がします。
「ンフッ」
トラブルにせずに伝わる力を発揮したいんだけど具体的にじゃあ、どうすればいいの?というヒントは、私が一緒に考えるので一度相談に来てみてくださいね。
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