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【ブログ】目的をもって読まないと『孫子の兵法』は理解できない

こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾代表のこうめいです。

昨日、孫子の兵法を使った授業を3種類スタートするよ!という話をして、宣言した以上は作り上げないといけないと慌てて教科書を作っているこうめいです。

今、孫子に関する一般図書や中国文学科に所属していた皆さんにはおなじみの『漢文大系』などを参考にしながら授業を組み立てているのですが、兵法書や哲学書のような本は実は読んだところで力はつきません。

というのも基本抽象的に書かれていてイメージしにくい文章になっているからです。

これは孫子の兵法も同じで、何の目的もなく読んでいても「言葉はわかってもどう活用していいかわからない」という状態で終わってしまいます。

実は私自身、漢学専攻の大学生でしたが『史記』などのストーリー性があるものはすごく簡単に理解できる反面、『論語』や『老子』などの哲学系の話は読んでも理解できず、つまらないものと思い込んでいました。

その価値観が変わったのが30代になってから。

つまり、人生で一番といっていいくらいの挫折を味わったタイミング&お坊さんになったタイミングという2つが重なったときでした。

自分の心の中のもやもやや悩みをどう解決していけばいいのか?もがきながら哲学書などを読むようになり、今までよくわからなかった言葉が初めて理解できるようになってきたんです。

さて、実は私も以前実践読書勉強会で『正しい読書の仕方』という話をしたことがあるんです。

小説などのようにそのまま楽しめるものは普通に好きに読んでOKです。

でも、自分の血肉にしたいと考えて読む「自己啓発本」や「哲学書」などはただ読んでもそれはほぼ意味のない読書になります。

というのも、文字だけ見ると「そんなのあたりまえじゃん」と感じてしまうようなことばかり並んでいるから。

でも、正しい読書の仕方を理解してからこれらの本を読むと、「今までなんて浅い読み方をしていたんだろう」って気が付かされるようになります。

じゃあ正しい読み方って何?ということなんですが、こういう「自己啓発」や「哲学」の本は辞書のようにして読むのがおすすめです。

どういうことかというと、

  • いまこういうことで悩んでるんだけどどこかにヒント落ちてないかな?

  • 私はこうしたいと思っているんだけど、それで本当にいいのかな?

こんな風に悩んだときにこれらの本を読み始めると、自分に必要な言葉が認識できるようになるんです。

そしてこの時初めて、「ああ、この本ってこんなにすごいんだ」って本当の意味で知恵を授けてくれるんですよ。

だからそこに至ってない段階では、そういう目線でその本を見ている人に教えてもらわないと、ただ読むだけでは力にならないわけです。

そしてそれは孫子の兵法も同じ。

今回3つのカテゴリーに分けて言葉を拾っていますが、今はリーダーシップに関係ありそうな言葉を拾おう。と思って読んみると、今まで気が付かなかった内容まで見えてくるものなんですよね。

私はこういう気がつきが手に入るので、実はテキスト作るの好きなんですよ。

もちろん誰かに教えると「自分では気がつけなかった視点」も手に入るのでより勉強になるので、授業はもっと楽しいんですけどね。

そんなこともあり、今私はワクワクしながら事務所にこもってテキスト作りをしています。

近いうちに、noteとYouTubeでも今回作ったテキストをもとに孫子の兵法で気が付いたことを配信していきます。

こんな感じでトップ画像も作りましたので、準備万端です。

孫子の兵法などの昔の偉人の知恵がとっつきにくいのは、先ほど話した通り自分がその読み方を間違えているからのケースが多いです。

だから、私と一緒に中学生でもわかるように話をしていく「孫子から学ぶシリーズ」の授業を受講してみませんか?

初回は3月2日(日曜日)の枠をとりました。

ぜひ孫子から学ぶシリーズ3部作の授業にいらしてくださいね。募集は今月末には開始しますよ!

今日はここまで。

関連する授業紹介

リーダーシップに大事なのはまずは自分自身のことを把握することにあります。そんなスタートラインの自己発見を中心に授業を進めていくのがリーダーシップ研究会です。

正に孫子の兵法の「彼を知り己を知らば…」を実践するための授業になっていますよ。

とにかく自分の悩みを一緒に考えてくれるパートナーが欲しい!そんなあなたのために玄徳庵が開催しているのがコンサルサポートサービスになります。

先ほどの3つの悩みすべてがコンサルで個人レッスンを受けられますよ。



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玄徳庵(どっしり塾) お坊さんと学ぶ個人事業主の寺子屋
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