新人行政書士を狙うひよこ狩り……なぜその人は行政書士向けの情報を出しているか考えよう
こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾のこうめいです。
こうめいさん行政書士にもアドバイスしてるけどひよこ狩りしてるの?そんな風に思われるかもですが、一応私はひよこの状態の行政書士さん向けにサービスを作ってはないんですよね。
というのも私が想定している生徒さんは開業半年以上で色々試行錯誤したんだけど自分一人では難しい!と苦労している人だからなんです。
実際、私が行政書士さんの相談に乗るようになってから10年以上が経っているんですが、うちに相談に来てくださる方は開業したての方よりも開業数年たってからの人が多い。そんな特徴があります。
過去振り返っても早くても開業半年。大体開業5年目までの方が多いかな?それになりにいろんなところで経験を積んでから相談に来てくれる方が多いです。
実はこれには理由があって、正直開業したての頃ってなんもわからずに、そしてお金の使い方もわからないわけですから、いきなりコンサルに入ってとかセミナーでてなんて言うのは相手の無知に付け込んだズルい手法だと思っているんですよね。
だから最初に言っておきますが、もし私のところに何か相談に来たいなと思ってくださる方がいたら、まずは無料で配信しているブログとかメルマガとか動画とかを見てください。
相談をいただければ、一般論としてブログで返信も返しています。
もしそこで本当に役に立つ情報があって、しばらく経験値を積んだけど並走してくれるパートナーが欲しいという状況になってしまったらサービスの活用を検討していただければ嬉しいなって思っています。
ということで私の基本方針を最初に話したところで、今日は新人行政書士さんの開業講座や実務講座への向き合い方の話をしていこうと思います。
よろしくお願いします。
さて、新人行政書士は他のベテラン経営者からするとカモだ!という話を時々していますが、残念ながらその自覚は持ってもらいたいなって思ってます。
これからいろんな有名な罠を仕掛けてくる業者がどんどんあなたに声をかけてきます。
有名なところだと「雑誌の取材です」という名目で取材に来ては広告費用数万円を請求する会社や「仕事紹介します」「仕事の相談があって」という名目で近寄り広告契約を結ばせようとする会社などいろんな味方のふりした人からどんどん声がかかります。
これ悲しいかな同業者の先輩や、場合によっては行政書士会の役員級の人からも仕掛けられることがあります。
詳しくはまた別の記事を書くつもりですが、その地域で有名なベテラン行政書士から「実務教えてあげる」という名目でタダ働きを1年近くさせられて精神を壊しかけた行政書士も知ってます。
はっきり言いますが、新人行政書士の時は半分疑って何事にもあたるというのが基本的に求められるんですね。
というのも正直に言って新人の皆さんにベテランの行政書士が気を使って得られるものはありません。
商売というのはWin-Win。つまり等価交換が基本になります。
あなたがタダで何かを教えてもらうというのは、本来先輩同業者からしたらメリットもなくあなたに与えるだけの損をする行為なんです。
それを損を承知でやってくれるのは、「あなたの将来性に投資してくれる先輩」か「過去に自分がほかの先輩から受けた恩を恩送りしたい先輩」か「よほど人がいいか」のどれかに当たります。
私自身実は最初に行政書士講座を始めた時は、自分は書類を書く仕事ではなくみんなの悩みを聞いてアドバイスする仕事をしたかったので、書類を作ってくれる仲間が欲しいという思いがありました。
私がカウンセラーのような立ち位置で相談を聞いて、それを助けてくれるプロにどんどん仕事を紹介していく。そんなネットワークを作りたいと最初は思っていたんですね。
まぁ、いろんな法律上の問題点や実際運用するうえでの難しさがあり挫折してしまったんですが(泣)
そういう思惑があったので全国に自分の思いを知ってくれている行政書士さんを増やさないと。と、初期投資で始めたのがスタートでした。
そういう自分が仕事を振る信頼できる仲間を育てたいとか、何かやっぱり思惑があるわけです。
そういうのなしで、新人さんを育て続けていると自分のライバルがどんどん増えていき、労力も増すので先輩の事務所がつぶれてしまいます。
それくらい新人行政書士さんにアドバイスするのって実は超めんどくさいんです。同業者の立場としてはね。
そこまで言えばわかると思いますが、新人行政書士さんに声をかける人は何かしらを望んでいる。その何を望んでいるのか?というところまで読み取る必要があります。
ちなみに私が無料でネットで相談に乗るのは、「自分のブログのレベルアップ」のためで、実際に悩んでいる生の声をもとにブログを書いていくと新しいお客さんが集まるきっかけになったり、信頼アップにつながるからです。
あなたの悩み相談に私がきちんとブログで対応できれば、100人の人にその記事が届き、そのうち10人の人の心に響けば私の信頼度はググっと上がります。
こう書くとわたしめっちゃ腹黒そうですが、それくらいの腹黒さはないと事業は継続できません。宣言してる時点で腹黒くない気もするけど(笑)
私はこうやってみんなに宣言を常にしているんですが、意外と新人行政書士さん向けに何かする人の多くは「なぜそんな苦労してまで新人行政書士のために動くの?」というのを公開してない人も多いんですよね。
例えばよくあるのは、行政書士会の選挙に出て勝つために新人行政書士さんに恩を売っておきたいというパターン。
後は自分の会社の社員さんを獲得するために実務講座などを通じて仲良くなって優秀な人を見極めて引っこ抜こうとしている。
こんなケースはよく見かけます。
その一方で、お金のためだけという人もいます。これがいわゆるひよこ狩りになりやすいパターンです。
ひよこ狩りというのは、新人行政書士さんの無知に付け込んでたいした情報ではないものを見合わないようなお金を取って提供するサービスを指します。
よくネット上でひよこ狩りがどうのこうの言う人多いんですが、実際は受けてみないとそれがひよこ狩りなのかどうかはわからないんですよね。
例えば行政書士の先輩が行政書士の新人さんの相談に乗るときに高額なお金を取ります。と宣言したとしましょう。
ひよこ狩りと周りは叫ぶかもしれませんが、その人は「無料相談をしすぎて疲弊したからもう相談に来ないで」という行政書士かもしれません。
あるいは、一日一緒に行政手続きをするのを横で体験するというのをやってくれるのであれば安いかもしれませんね。全部手取り足取り教えてくれるってパターンね。
そうであればひよこ狩りにはなりません。
つまり大事なのは価格ではなく、「この人はいったい何を望んで新人行政書士のために動いてくれているんだろう」っていうのを見抜く努力をすること。これが結構大事。
こういうのを考えられるようになると、これから先、詐欺師などに引っ掛かりにくくなりますよ。
行政書士を利用しようとする人たちはもっともっとズルい手法を用いてくるので、こういうひよこ狩りかどうか?この人はなんでこんなことしてくれるんだろう?っていう分析をする力は最初のうちから磨いておきましょう。
最終的にはあなたがその人が発行しているネットの情報などを参考に、この人信頼していいの?ダメなの?っていうのを考えて判断していくしかないのかなって思います。
怪しいと思ったら近づかない。
そういう判断力も大事ですよ。
私のことも怪しいと思ったら、全力で逃げてください(笑)
と冗談で言ってみたけど本当に逃げられたらショックだな(泣)
ということで今日はここまで。
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潰れずに小さく行政書士として生きていくコツをまとめた授業、特別講座『廃業しない!?食えないギバー型行政書士の11個の沼の乗り越え方』を開講しています。
ネットでの投稿が不安だったら、私が相談に乗りますよ。毎日チェックを受けてからの投稿というのも可能です^^
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