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SNSで自滅する行政書士にならないための心がけ
こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾のこうめいです。
さて、行政書士試験の合格発表が終わりホッとしている人が多いこの時期ですが、この時期にやってしまうと後々取り返しがつかないような失敗もあるので、そんな話をnoteで書いていこうと思います。
行政書士OBの私からこれから開業を目指す皆さんへのお節介アドバイスです。ということで今日は、SNSについての話をしようと思います。
行政書士試験に合格した!!ルンルン気分で開業しようとしているあなた!!そうあなたです。
これから行政書士で開業するなら、SNSの使い方をちょっと考える機会を設けてください。
というのも、近年SNSなどで影響力を持つために過激な発言をしてしまい処分を受ける士業が度々表れています。
例えば有名なところだと、2014年に起こった「首切りブログ事件」があります。東京都社労士会のHPに記事が残ってましたので貼っておきます。
税理士でもある社労士さんがブログで「社員をうつ病に罹患させる方法」というテーマで書いてしまった。それで処分が下された事例です。
この事件は裁判にまでなっているので判例を見たことがある方もいるかもしれません。
何万人といる士業の世界で生き残るには確かに目立つことが必要です。
そこでほかの人にはできないことをやることで目立とうとする人がどうしても出てきます。
これは士業に限らずYouTuberやインフルエンサーなんかでも過激化していく人をあなたも見かけたことありませんか?
迷惑系と呼ばれる人たちも、もともとは何かで目立たない解けてないと思ったところからやってしまっているのでしょう。
同じように士業でも、なかなか反応がなかったり仕事がないと目立つことを考えるようになります。
気持ちはすごくわっかりますし、目立とうとすること自体は悪くありません。
でもね。悪目立ちは後々マイナスにしかならないんですよ。
ちょっとくらい「面白い行政書士だな」程度に思ってもらうレベルならいいんですよ。例えば本業はすごくまじめだけど、すごく趣味が個性的でその趣味の話ばっかりブログや動画で話してるとか。
私の友人の士業にもオタクはたくさんいます。そういうオタクなところがお客さんに親近感を持ってもらって仕事をもらっている人たちです。
くそまじめな行政書士ではなく、趣味を出すことで人間味がある行政書士になる。これはいい目立ち方ですね。
でも、首きりブログのように職業倫理に反するような悪目立ちや、誰かに顰蹙を買うような、業界の品位を落とすような目立ち方は絶対NGなんです。
その一方で、逆に倫理観が高すぎてほかの人にケンカを売りまくる人。これもやばいです。
ネットで喧嘩を仕掛けるような人はどんなに正論でも、お客さんはドン引きして離れていってしまいます。
後はよく言う政治・宗教・スポーツの話ですね。
まぁ、いまの時代スポーツの話はいいんですが「マイルドな発信」にしておかないとライバルのファンの人から恨まれます。
政治も行政書士であれば関係してくるので全く触れるなとは言いませんが、その発信をすることで周りはどう自分を見るのかを考えたうえで発信することが大事です。
まぁ、宗教は言わずもがなですね。私お坊さんですが、基本は宗教の話しないでしょ?人生論は語ってますけどね。
誰が正しくて誰が間違っているとかの問題になるものは、極論さけて発信していくことが重要になります。
そして最後に行政書士特有ですが、変な自称司法書士や変な自称弁護士みたいな人に絡まれることが結構あります。
本物の司法書士さんや弁護士さんなのか?ちょっと疑問が残るんですが、言葉の上げ足をとって「司法書士法違反」「弁護士法違反」にしてしまおうとする暇な人たちがいるんです。
具体的にいうと、「会社設立の仕事を受けました」とか「お客さんと一緒に交渉してきました」みたいなことをつぶやくと大炎上します。
これは、会社設立は定款作成や公証人から認証をもらうまでは行政書士業務でもあるんですが、登記部分は司法書士の独占業務だから、その部分を行政書士がやったんじゃないの?と疑ってくるわけです。
あるいは交渉と書くと、法律に関係ない内容でも弁護士法に違反するんじゃないのって疑ってくるわけですね。
実際にHPなどの文言が原因で弁護士会などに呼ばれた行政書士さんも私の周りにいます。
まぁ、お咎めなしだったんですけどね。
でも、疑われるとめちゃくちゃ労力もお金も時間もかかります。何より非常に不愉快なので、そういう揚足をとられるような発言をしないことが重要です。
まぁ、契約書の作成なんかでもそうでしょ?揚足とられるような契約書作ったらプロとしてダメなわけですからね。
ということでいくつか事例を話してきましたが、あと気を付けるべきことは、もう2点ほど話しておきましょう。
同業者や同期とSNSで仲良くなるのはいいけど、ほかの人が見ていることを忘れて「弱音」や「お客さんの情報や業務内容」を話さないでください。
これめっちゃ重要で、新人行政書士さん結構仕事来たのがうれしくってSNSでアピールして個人情報を漏洩しかけてしまう事例があります。
お客さんと契約が取れたという話だけでも実は結構危険な発言で、お客さんのライバル経営者があなたとそのお客さんの関係を知っていたら、その発言だけで妨害行為を始めるかもしれません。
私は行政書士は関係ないところで、実際そういう現場を見たことがあります。
その時震えましたよ。めっちゃ怖いですよビジネスの世界って。
業務の相談なんかもXとかでする人いるんですが、あんなのめちゃくちゃ怖いですよ。絶対やったらだめです。
後は弱音もダメ。弱音はお客さんが見ています。それでいっぺんに信頼を無くしますし、お客さんも不安がある人に仕事は頼みませんからね。
ということで気を付けても気を付けても危ないネットの世界ですが、これを上手に使えるようにならないと今の時代は結構厳しいです。
とは言え焦る必要はありません。
あくまでも、私たちはインフルエンサーを目指しているのではなくビジネスが成り立つレベルのお客さんに認めてもらえればいいだけなんですよね。
そう考えると、50人もあなたを信頼するお客さんとつながればその後は紹介なども含めて仕事は回り始めるはずです。
そういう格となる信頼できるお客さんとつながることだけを目指してネットを活用してください。
繰り返しますが、悪目立ちで自滅するようなことはしないでくださいね。
最近行政書士会なども厳しくネット見てるみたいなんで。
では今日はここまで。
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潰れずに小さく行政書士として生きていくコツをまとめた授業、特別講座『廃業しない!?食えないギバー型行政書士の11個の沼の乗り越え方』を開講しています。
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