友達や恋人に打ち明けること
友達や恋人に打ち明けるのが怖いっていうきょうだいが多いみたい。私の母も弟の障害がわかった時、「この子のせいで娘の縁談が台無しになったらどうしよう」と相当悩んだそう。当の私は、弟が障害者っていう理由で否定されるならこっちから願い下げ、と気にもしていなかったけど。
でも「知らない」っていうのは相当怖いことなんだと思う。知らないから恐れる。よくわからないからとりあえず障害者ってカテゴライズして遠ざける。身近じゃない人にとってはそんなものなんじゃないかな。自分もやったことあるかもしれない。外国人って…○○教の人って…。
「障害って?」って言葉に面食らう。きょうだいたちにはごく自然で当たり前の世界だから。でも、自分の言葉でその問いに答えられる?もしかしたらきょうだいたちがその人にとって障害者を「知らない遠くの出来事」から「ちょっと身近な存在」に持っていけるのかもしれない。
100%理解していることは期待しない方がいい。でも、打ち明けたときに「へぇ、それってどんな感じなの?」って踏み込んでくれる人はありがたい。「ちゃんと理解してよ」「かわいそうな目で見ないでよ」じゃなくて。きょうだいが自ら周りの人を「障害が身近な人」「身近じゃない人」にカテゴライズしないように。自分への宿題。弟の障害を知らない人に自分の言葉で説明できる?