UFC280 メインカードの予想
前の記事の続きとしてUFC280のメインカードの個人的な予想を記していきたい。
ライト級
ベニール・ダリウシュ(21-4-1)VSマテウス・ガムロット(21-1-0)
予想:ガムロットがスタンドで効かせてからテイクダウンし、肘とパウンドでKO勝ち
「打撃も出来る組技のプロフェッショナル」、これはダリウシュ・ガムロットの両者が持つ特徴だ。
ダリウシュはジャブが上手く最初のうちは距離を作ると思うが、打ち合いになった時に返しを被弾しやすく危険なポイントがある。
けれどダリウシュはスタンドでピンチを招いてもグラウンド展開に持っていくことで有利な流れを持って来ていたが、今回のガムロットはその辺の対処が物凄く上手く、特にスクランブルでの攻防に長けている。
なので、立っても寝ても危険な領域が比較的多くなるのがダリウシュなのではと予想し、スタンドでカウンターを効かせてからグラウンドでも逃さないガムロットがフィッシュで試合を締めると予想。
男子バンタム級
ピョートル・ヤン(16-3)VSショーン・オマリー(15-1)
予想:ピョートル・ヤン、スプリット判定勝ち
試合の展開としてはストライキングのぶつかり合いとなりそう。
ヤンはサンドヘイゲンとやった時のようにアウトボクシングをプレッシャーで潰し、強打で削るのではないと思う。
しかし、打撃の威力という点ではオマリーはサンドヘイゲンよりも強力なものがあると思うので、ガードの上からダメージを届けられるのではないかと思う。
そうなるともしかしたら各ラウンドが僅差で進む可能性があり、最終ラウンドを取った方が勝つといった流れになるかもしれない。
そうなったらスタミナと力強さが最後まで残るヤンが寄せ切ってオマリーをスプリットで下すのではないかと予想する。
男子バンタム級 セミメイン
アルジャメイン・スターリング(21-3)VS TJ・ディラショー(18-4)
予想:アルジャメイン・スターリングの判定勝ち
ヤンを封じたテイクダウンスキルでディラショーの動きを封じるラウンドを作り、しっかりポイントを押さえる可能性が高い。
また、ディラショーは怪我の影響も考えられるため、5ラウンドフルでのスタミナという点で少し不安がある。
そう考えるとスターリングは前戦のヤンよりも後半戦を楽に戦える可能性がある。
しかし、お互いに打たれ強い選手ではないので、ディラショーも一発で倒れる可能性があるが、スターリングはディラショーのハイキックに気をつけたい。
ライト級 メインイベント
チャールズ・オリベイラ(33-8)VSイスラム・マカチェフ(22-1)
予想:イスラム・マカチェフの1Rパウンドアウト
マカチェフがオリベイラの柔らかさを上から潰して有利なポジションを取ったらダゲスタン特有の制圧力で打撃を当てながらコントロールして1Rの勢いのままにパウンドアウトしてしまうのではないかという大胆な予想をしてみたい。
オリベイラは1Rのダウン率がここ最近の試合ではとても多いので、恐らく今回の試合もそうなるだろうと思う。
これまではそれでも戦えたが、マカチェフ相手に簡単に下になるのは危険すぎるだろう。そこからのフィニッシュの算段も当然あると思われる。
ファイトスタイル的に後半まで行けばオリベイラに流れが来る可能性もあるが、テクダウンディフェンスが全く出来ていない場合、最後まで不利が続くだろうと思う。
テイクダウンを防げて打撃を当てられて初めてオリベイラの有利が生まれてくるような気がするので、新チャンピオン誕生の可能性は高いのではないかと思う。