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ドジャースがWSを制して世界一に輝く!

ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースによるワールドシリーズは、チーム一丸となって機能したドジャーズが4勝1敗で勝利し、世界一の栄冠を手にすることになった。


©︎Getty Images / Getty Images Sport | Elsa

今シーズンからドジャースに加入している大谷翔平と山本由伸は移籍したその年でWS初制覇を達成したことになる。

大谷翔平はレギュラーシーズンで54HR59盗塁を記録し、40-40をも超える前人未到の50-50を達成するという歴史的な活躍を見せ、チームをポストシーズンへと導く働きを見せた。

また打点130を記録した大谷は54HRと合わせて2冠も達成しており、これ以上ない内容でレギュラーシーズンを終えている。


©︎Getty Images / Getty Images Sport | Harry How

山本由伸は今シーズン怪我に悩まされながらも復帰した後は投手として活躍し、良い時と悪い時の調子の波は見られたが、故障者が続出したドジャースの投手陣の中で必要な役割をしっかりと果たしていた。

何よりも凄かったのはポストシーズンで絶対に負けられないパドレスとの一戦に先発で出場し、完璧なパフォーマンスを見せたことだ。

初めての大舞台である上に、ちょっとのミスも許されないような重要な試合に先発で出場しながら、5回を無失点で抑えるという大活躍を見せ、パドレスとの地区シリーズの勝敗を決定づける重要な試合でチームを勝利へと導く値千金の働きを見せた。


©︎Getty Images / Getty Images Sport | Harry How

これは今回の世界一を決める上で最も重要な試合だったと言っても過言ではない。

ドジャースはポストシーズンでパドレス、メッツ、ヤンキースと戦ったが、勝負を振り返るとパドレスとの勝負が一番緊迫していたと言えるだろう。

そのチームとの勝負を決定づける試合で求められていた活躍を果たした山本由伸の修正能力はドジャースを世界一のチームへと押し上げるための力となって機能したと言える。

大谷もポストシーズンでチームの勝利に貢献する働きを見せていたが、後半になるにつれて快音は徐々に聞こえ辛くなっていった。

レギュラーシーズンで華やかな活躍を見せていた分、ポストシーズンでは落ち着いて来てしまうという予想はある程度されていたことではあったが、その分他のチームメイトが素晴らしい活躍を見せて勝利をもたらしてくれた。

4番に抜擢されてキッチリ仕事をこなしたエドマンや歴史に残る一発を放ったフリーマン、そして要所で見せたWヘルナンデスの活躍など、頼もしいチームメイトたちの活躍がこのポストシーズンでは沢山見られている。

野球がチームスポーツの競技であるということを考えると、一人の活躍によってではなく、みんなが活躍することで最終目標を達成することが出来たドジャースは、正に世界一に相応しいチームであると言えるのではないかと思う。


©︎Getty Images / Getty Images Sport | Elsa

レギュラーシーズンとポストシーズンを通して大谷翔平と山本由伸が共に活躍を見せながら、ドジャースは世界一に輝くことが出来た。

これは間違いなく最高の結果であり、最高のシーズンだったと言える。

だが、少しすれば再び王者を目指す戦いが繰り広げられることになる。

最高の終わりは新たなスタートへと繋がっていく。

今回優勝を経験した二人の日本人選手とドジャースというチームは来季に向けてどんな進化を遂げていくのか。

ドジャースと10年契約を結んでいる大谷は、世界一を決めた後に行われたシャンパンファイトの途中で「あと9回やろう」と口にしていたようだ。


©︎Getty Images / Getty Images Sport | Sarah Stier

二刀流の復活が予定されている来シーズンは投手としての活躍にも期待が向けられる。

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