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鶴屋怜、ナンバーシリーズでデビュー戦を迎える!

UFCのナンバーシリーズ303でデビュー戦を迎えることになった鶴屋怜。

RTUを勝ち抜きUFCとの契約を勝ち取った鶴屋は9-0のパーフェクトレコードを持つ若手ファイターである。

RTUでは打撃よりも組みで差を見せる展開が多く、グラップリングでの勝負は頭一つ抜けているような状況だった。

そんな鶴屋がデビュー戦でぶつかるのがカルロス・ヘルナンデスである。

ヘルナンデスはフライ級5位の平良達郎にKO負けしたファイターであり、UFCでは3勝2敗と勝ち越してはいるものの、その内の2勝はスプリット判定によるものなので圧倒して勝利した内容の試合は少ない。

しかし、裏を返せば接戦を勝ち切る粘り強さを持ったファイターであると言えるので、そういった展開に持ち込まれると苦労する可能性があるだろう。

また、2敗の内訳は平良のKOとナシメントの一本となっており、どちらもフィニッシュされているところが共通している。

同じ日本人選手である平良がフィニッシュしているヘルナンデスを相手に据えられたということは、鶴屋がフィニッシュできるかどうかを試されていることになるだろう。

このレベルの選手を同じ条件で超えることが出来るか否か、手始めにそれを評価するための判断材料にしようとしていることが窺える。

ナンバーシリーズという大舞台でデビューすることになった鶴屋は当然早い段階でのフィニッシュを狙っており、評価が上がる勝ち方を考えている旨を口にしている。

加えて特に「極め」を鍛えてきたことをアピールしており、サブミッションもしくはパウンドアウトによるフィニッシュ勝利を想定していると試合前のインタビュー記事で語っていた。

これで1Rの前半にあっさりと極めてしまうようなことがあれば鶴屋怜はこれ以上無いスタートを切ることになるだろう。

すでに平良達郎が存在感を示しているフライ級で新たに輝きを放つ日本人ファイターが現れるとなると、フライの階級の中では日本がそれなりの評価を受ける形になってくるのではないかと思われる。

最軽量級であるため、全体的な注目度が低い階級ではあるけれど、新たな認識が作らるという意味では大きな前進になってくるのではないだろうか。

果たしてRTU優勝の鶴屋怜はカルロス・ヘルナンデスを相手にどのような戦いを見せてくれるのか。

鮮烈なデビューとなることを期待したい。

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