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[格闘技] 予想まとめ

UFC291 注目カード予想

○ダスティン・ポイエーVS.●ジャスティン・ゲイジー

ストライカー同士の一戦。殴り合いではポイエーが有利と予想。
ゲイジーはタフなので激しい展開となると思われるが、ポイエーが押し切るのではないかと思う。

●ヤン・ブラホビッチVS.○アレックス・ペレイラ

以前にアデサニヤの挑戦を受け、王座を防衛して見せたブラホビッチ。
その時のようにテイクダウンを決めることが出来ればペレイラ相手にも有利な展開を作れるだろう。

しかし、スタンドではアデサニヤにも勝ち越しているペレイラが圧倒的に有利であり、破壊力もあると思われる。

ブラホビッチのテイクダウンが決まることもあるだろうけれど、それよりもペレイラにディフェンスされたりプレッシャーをかけられる展開の方が多くなり、スタミナを消費してしまった結果、ブラホビッチのテイクダウン成功率が下がりペレイラの打撃にも反応できず、打ち倒されてしまうのではないかと予想する。

ただペレイラも打たれ強いわけではなさそうなので、ライトヘビーの攻撃が早い段階でペレイラに届けばブラホビッチにも可能性はあるかもしれない。

いずれにせよ、ラウンドが進むにつれてブラホビッチの有利性は失われていくのではないだろうかと思う。

超RIZIN Bellator編

●パトリッキー・ピットブル・フレイレVS.○ホベルト・サトシ・ソウザ
 BELLATOR ライト級GP 1回戦

緊急参戦することになったサトシの勝利を予想するのは攻めているところがあると思うけれど、ストライカーのパトリッキーに対してサトシの柔術が有効に働く場面が出てくるのではないかと思う。

そしてライト級GPでパトリッキーに勝利したムサエフをサトシは極めているので、打撃のやり取りの中で組み付くことが出来たならば、そこからの展開でサトシが圧倒していくことはの十分に考えられる。

パトリッキーの打撃は強力だが、サトシにもパワーはある。

その上サトシはMMAにおいて、剛腕ストライカーの一発以上に強力だと思われる強烈な極め力を持っている。

Bellatorのライト級でもトップクラスに位置するパトリッキーをサトシが倒してライト級GPに衝撃を与えることになるのではないかと予想する。

○堀口恭司VS.●神龍誠
BELLATOR フライ級タイトルマッチ

ここのカードは別の記事でも取り上げているように、世代交代を狙う若手の神龍誠に対して世界の堀口が技術で差を見せる試合になると予想。

堀口恭司が全体的なステータスで上回っていることが確認出来るような勝ち方をするのではないかと思っている。

年齢とそれに伴う耐久力、そして勢いという部分では神龍誠の方が勝っていると思うが、トータルファイターとして成長を続ける堀口恭司の方がケージ内で必要になる要素に関してはより優れたものを持っていると感じる。

堀口恭司は取り戻すことが出来なかったBellatorのベルトを、新設された適正階級のフライ級で改めて手にすることになるのではないだろうか。

○マゴメド・マゴメドフVS.●ダニー・サバテーロ

バンタム級GPで上へと進んでいたのはサバテーロの方だが、マゴメドフはサバテーロに対する相性が割と良いのではないかと感じている。

マゴメドフはGPで優勝したパトリック・ミックスに敗れており、同トーナメントでサバテーロと対戦はしていない。

GPでサバテーロと戦った選手はサバテーロのレスリング技術に苦しんでいたが、マゴメドフはそこに上手く対応出来る可能性がある。

打撃の威力もサバテーロよりあると思うので、テイクダウンを防ぐことが出来ればマゴメドフが攻勢に出ることが出来るようになると思われる。

負けが重なっているマゴメドフではあるが、ここでサバテーロに勝つことが出来れば評価を大きく取り戻すことになる。

正直このカードは今大会でも1・2を争うハイレベルな試合になると思っているので、注目度が非常い高い。

超RIZIN RIZIN編

○朝倉未来VS.●ヴガール・ケラモフ
RIZIN フェザー級タイトルマッチ

今大会のメインイベントであるこのカードは朝倉未来が苦戦するという見方がある一方で、実は相性が良いのではないかという声もある。

個人的には後者の声に共感できるところがあり、朝倉未来はケラモフに対して相性では有利になっているのではないかと思う。

ケラモフの打撃はパワーはあるけれど直線的かつ大振りで、スピードも朝倉に比べて特別速いという感じではない。

むしろハンドスピードは朝倉の方が圧倒的に速いだろう。

そうなると、朝倉が武器とするカウンターが決まりやすくなってくるはずだ。

飛び込んできたところにストレートやフックが当たればケラモフも倒れることになるだろう。

タックルに来るであろうケラモフには膝のカウンターも入りやすくなってくると思われる。

またケラモフは打撃のモーションが大きいので三日月もヒットするかもしれない。

こういった具合で朝倉未来は、ストライキングという部分で相性の有利性を確保していると思われるので、ケラモフの組みを凌いでテイクダウンをディフェンスすることが出来れば、難敵と呼ばれているケラモフを攻略することも可能になる。

気をつければ良いところが明確になっていれば、MMAルールでも安定して試合を運ぶことが出来る。

ケラモフは組んで朝倉未来をコントロールしようとしてくるかもしれないが、切られる回数の方が多くなればスタミナを消費し、焦りで反応や判断も鈍ってくるだろう。

「これが出来ないと厳しい」という選手よりも、「これさえ出来れば大丈夫」という選手の方が勝率は圧倒的に高くなってくるはずだ。

○フアン・アーチュレッタVS.●扇久保博正
RIZIN バンタム級タイトルマッチ

RIZINのバンタム級GPを優勝した扇久保博正は何かを起こす可能性を秘めているファイターではあると思っているが、順当に考えればこの組み合わせで勝利することは難しいだろう。

かつて修斗のベルトを獲得しTUFで世界と渡り合った扇久保であるが、それは肉体的に若く階級もフライでやっていた時の話であり、バンタム級では世界の選手と渡り合うことは出来ていない。

現に扇久保はアーチュレッタが勝利したキム・スーチョルに力の差を感じるような形で敗北してしまっている。

それに加えてサトシと同じように扇久保は今回、朝倉海の代役として急遽この大会に参戦することになっている。

ただでさえ厳しい相手を準備不足と思われる状態で相手にしなければならないので、より厳しくなることは間違い無いだろう。

けれど、そういった時の方が気持ち的に割り切れる部分もあるので、有効に働く要素も少しはあるかもしれない。

また一つの可能性として、扇久保は打撃が強い選手には弱い傾向があるが、組み技主体の頑張り系との勝負では強くはたらく性質を持っていると思うので、レスリングベースのアーチュレッタが組みで勝負してくれば泥試合に引き摺り込むことが出来るかもしれない。

アーチュレッタの打撃も手数があって弱いわけでは無いけれど、KOを量産できるような威力はないので扇久保が耐えられる可能性は高い。

前のめりになり過ぎず普通に戦えばアーチュレッタが勝利するだろうと思うが、扇久保が得意なところで戦ってしまうと勝負は分からなくなってくるかもしれない。

扇久保としては悲願のRIZINバンタム級王者のベルト。

Bellatorでチャンピオンを経験しているトップクラスの実力者にどんな試合を見せるのか。

非常に興味深い1戦。


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