[UFC/フライ級] 平良達郎の次戦が決定!
平良達郎のUFC4戦目の相手はコンテンダーシリーズ出身のブラジリアンファイター、クレイドソン・ホドリゲス。
CSでUFCとの契約を勝ち取ったホドリゲスは現在UFCで1勝1敗。
勢いとパワフルさが持ち味のストライカーであり、前戦ではオーストラリア・フライ級のトップをTKOをという結果で降している。(※この試合はホドリゲスの体重超過によってキャッチウェイトで行われている。)
蹴りから打撃を組み立てるホドリゲスは、ミドル・カーフを狙いながら思い切りの良いパンチを振ってくるので、まともにもらうと深刻なダメージをボディやカーフに蓄積されることになる。
そして動きが鈍くなったところに強力なパンチが飛んでくる。
これまで素晴らしい活躍を見せている平良達郎だが、立ち上がりとスタンドでの攻防にやや怖さがあり、グラウンドの攻防でもあわや逆転負けという状況に度々陥っているところがある。
結果として勝利しているので深刻には思えないが、一手間違えたら終わってしまうUFCの舞台では最悪のケースを生み出しかねない。
クレイドソン・ホドリゲスは恐らく最初から飛ばして打撃を放って来ると思うので、この試合ではそのスタートでの対処が一つの鍵になって来るのではないかと思っている。
ただ、組みの面では平良達郎が優勢だと思うので、テイクダウンを取ることが出来れば一本を狙えるチャンスは十分にあるだろうと思う。
ホドリゲスは下になってからエスケープするために激しく動くので、押さえ込むのに苦労するかもしれないが、サブミッションを得意とする平良ならそのリアクションに合わせてフィニッシュするためのポジションを奪っていけるのではないかと思っている。
セコンドに付いている岡田遼氏が自身のYoutubeチャンネルで、平良達郎はUFCのプロスペクト育成枠に入っているような状態であり、すぐにランカー戦が組まれる可能性は低い、といった内容の話をしていたが。
その予想通り今回の4戦目もノーランカーとの試合となった。
しかし、最後まで確実に勝利を積み上げていく必要性があるファイターにとって、どの試合もその重要性は変わらないだろう。
また、ノーランカーと言ってもUFCで戦うレベルの選手なので猛者であることに違いはない。
一つのミス、まさかの事態で星を落としてしまうことだって十分にあり得る。
何が起こるか分からない総合格闘技において着実に勝ちを積み上げるのは非常に困難なことだと思う。
ただ、その中で平良達郎はカルロス・カンデラリオ、CJ.ベルガラ、ヘスス・アギラーといった強豪を退けて3連勝という結果を残してきた。
その実力を鑑みるとホドリゲスに対しても自分の形を作ることができれば、しっかりと攻略することはできるだろうと思う。
タックルに対するカウンターには気をつけつつ、次戦もフィニッシュでの勝利を飾れることを願っている。
UFC4連勝を目指して平良達郎の戦いが再びオクタゴンの中で披露される。