旅の徒然2

別府に到着して驚いたのは
外国人の観光客が多かったこと。

温泉地で有名な別府には
多くの立ち寄り湯がある

それらを、バスで回る
一日温泉ツアーが外国人にも
とても人気なのだそう

コロナ禍でダメージをうけた地元も
この数年で回復の兆しだそうだが

バスが繁盛する変わりに、
タクシーの出番が減っている、と
運転手さんが教えてくれた


別府に到着した日は
朝から雨

雨の中、傘をさし
2ヶ月分の旅の荷物を持って
移動するのは
思いのほか骨が折れた


そんな中で来てくれた
タクシーの存在は本当にありがたく

不慣れな土地感の中
行き先を告げるだけで

汲み取ってベストなポイントまで
届けてくれる

そんな地元の運転手さんに
本当に感謝した。

「ありがとうございます」

「本当に助かりました」

何度も口にするわたしに

「いえ、いえ、こちらこそ
仕事ができてありがたいです」

そんな会話があたたかかった


生きていれば

サービスを提供する側の自分であり
受け取る側の自分でもある

どちら側であったとしても

あたりまえ、ではなく

おかげさま、で繋がることで

心がとても暖かくなるものだ。

大分県別府市