韓国でレーシック手術をした女の絶望の1週間
はじめに
最近、美容渡韓がトレンドになっていますが、個人的に韓国の一部の医療は日本よりも割安で安全だと思っており、「医療渡韓」なんてことばがあってもおかしくないと思います。今回は韓国渡韓歴10回以上の私が経験した韓国でのレーシックについて体験ベースで情報をお届けしたいと思います!
目次
1. 費用比較:韓国 vs 日本
私は韓国人の友人が紹介してくれた病院で手術を受けることにして、割引やおすすめの施術を教えてもらいました!友人が言うには「無痛レーシック」を受けたので痛みはなかったけれど目の乾燥は酷かったと聞いて、斜に構えていましたがこの後悲劇が襲うことはまだ先の話、、TO BE CONTINUE…
2. 手術前の検査項目
とにかく多くの検査を1時間かけてしました、予約を取るなら平日をお勧めします!
麻酔入りの目薬を検査段階で刺されますが、直後は世界がぼやけて見えますが、痛みとかは全くないので安心してください(笑)また、検査結果が出るまでに二時間ほどかかり、検査は午前中、手術は夕方というケースが多いです。こういった場合はいったん帰宅になりますが、検査段階でも麻酔目薬をさすので、同伴者がいたほうが安心です。一人で手術をする場合は、公共交通機関はかなり危険なので、タクシーで帰れるように病院の近くにホテルを取ることを推奨します。
3. 手術当日の流れ
検査(約1時間)
看護師と担当医から手術の説明と同意書の記入(約30分)
いったん帰宅して検査結果を待つ
手術室入室前最終検査
手術準備(約10分)
手術実施(両目で約15~20分)
術後即帰宅可能(約30分)
看護師の方からはラーシックとラセックの2種類があると教えてもらい、今回私はラセック手術がより適応しているということでした。
ラセックとは、以下のような手術になります。
ちなみにラーシックはこんな手術です
角膜にふたを作って、角膜の一部を切除する方法
ラーセックとラーシックの違い
ラセックは、角膜の厚さが薄くても手術が可能で、外部衝撃に強い。
ラーシックは角膜の厚さが薄いと手術は不可能で、外部の衝撃に強い。
4. レーシック後の回復期間と見え方の変化
手術の痛みに関して
手術時間は片目5分、両目で10分でした。手術前に本格的な手術服に着替え、大量に麻酔目薬を差し、五分程度しばらく目をつぶっています。この時点で緊張感マックスでしたが、手術中に痛みを感じることは全くないので安心してください。問題は手術3時間後からです(笑)
手術中
目を強制的に開ける器具を使うので目を閉じてしまう心配はありません。まぶしいですがひたすら赤の点を見続けます。すると何やら手術道具が視界に映り込みますが、眼球に触れている感覚が全くないので怖さもありません。何度か冷たい水がかかりますがこの時も赤の点に集中し続けてください。3分ほどしたら、レーザーで目を照射するのですが、焼きイカのようなにおいがします。まさか自分の目から出てる匂いだとは思いたくありませんが、焦げ臭いにおいが感じられます。そして最後に保護用のコンタクトレンズを装着しておしまいです。
余談ですが、「やばい、手術中に肉が焦げるにおいがした。めちゃくちゃビビった」と同伴者である彼氏に報告したら「牛肉?豚肉」と聞かれ、サムギョプサルのにおいだったというと「豚肉だね。つまり 너는 돼지 」と言われました。ハア?
アフターケア
手術前にも軽く説明はありましたが、もし副作用や視力の未回復が認められた場合には検査費用、診察費、再手術費用は無料です。また、レーシックを手術をしてから1週間後、一か月後、二か月後に定期健診がありますが、すべて追加の診察費はかかりません。
術直後~1日目
手術が終わって即帰宅しましたが、まったく痛みがなく「これが無痛レーシックか‼韓国やるじゃん!」と高を括っていました。ご飯を食べてしばらくして左目に軽い痛みを感じましたが、この程度かーとなめていました。その3時間後、わたしの左目は死にました。涙が止まらず痛みで目を開けられない、近くも遠くもよく見えない、、と半泣きで(泣いてる)した。
目が痛いまま、解熱鎮痛剤を飲んで起きると痛みは変わらず、それどころか近くも遠くもよく見えないという壁が急に現れました(´;ω;`)ウゥゥ まぶしさを感じやすくすべての電気を消して生活、痛くてスマホも見れないので一日に15時間寝て、食欲もありませんでした。バルスをされた時の気持ちがよくわかり、もうあのシーンは真顔で見れないと悟りました。
3日後、4日後
視力回復は感じられませんでしたが、痛みは3日目でもう完全に消えました。「痛くないやん、よく見えんけど」と調子に乗ってインスタのリールを見たら目から涙が、、、そう、私は感動体質になってしまったのです。というのは嘘で眩しくて目を開けていられず乾燥して涙も出てきました。
5日後、6日後
レーシックをして5日目に久しぶりに外に出ました。運がいいことに外は曇りで目に優しい。神も私の見方とありがたみを感じながら、徒歩5分距離のスタバに訪れました。「ホイッピングクリーム抜き、デカフェイン、豆乳変更」とオーダーをしましたが、目の前に出てきたのはクリーム入りのカフェモカ。なんて運が悪いんだ。スタバをそそくさと出て即帰宅しました。
1週間後
ついに日常生活に支障のない視力までに回復し、眼科に一週間検診に行き挿入したレンズを取りに行きました。院長先生がコンタクトをピンセットでとるのでビビりましたがさすがは院長。痛みゼロですっきり取ってくれました。やるやん。 レンズを取ってすぐ、目の中の異物感も消え、心なしかより鮮明に見えるようになりました。この時点で私の視力は0.9まで上がりました。一週間後の副作用としては、眩しさは徐々に軽減するが目は疲れやすいまだ完全に視力は回復してない。という感じです。
1ヶ月後
私の世界は180度変わりました。朝ぎりぎりに起きてもコンタクトなしで出勤できます。自転車をこいでもレンズによるドライアイ感がありません。私は16万円でQOL爆上がり女になったのです。
6. 医療機関の選び方
チェックポイント
日本語対応の有無(韓国に旅行に来てレーシックする方は、日本マーケが盛んな江南の眼科をお勧めします!)
手術実績数(私は病院で一番有名な院長に手術してもらいました)
ラーシックかラセックか
アフターケアの内容(韓国の病院はasが充実しているところとそうでないところの差が激しいのでしっかりレビュー等を見るのがおすすめです。ネイバーマップで医院の名前を検索すると口コミが大量に出てくるので絶対チェックすること。)
価格の透明性(15万から22万円が相場。スマイルレーシックは例外)
7. 注意点とアドバイス
渡航前の準備
パスポート
術後の滞在予定の確保(最低7日間推奨)
サングラス
術後用の目薬は病院指定のもの
現金(ウォン)(現金割引がある病院多め)
診断書を発行してもらうこと(副作用があった時の証拠となります。)
生活上の注意点
術後三日間は洗顔禁止(猫の洗顔と言って、目の下を水で洗ったり、クレンジングシートで拭くことはおっけー)
1週間程度はお酒、運動、メイクを控える
6ヶ月程度は昼に外出するときサングラス必須(雨の日でも紫外線はあるのでケアはしっかり)
こまめな点眼薬の使用(病院指定の目薬を4種類程度一か月毎日忘れずさすこと。
術後2週間は電子機器使用時に目が疲れやすいので気を付ける。社会人は1っ週間ほど休暇を取るのがおすすめ。
術後1週間は保護グラスをかけて寝る必要があります。
まとめ
韓国でのレーシック手術は、日本に比べ、比較的リーズナブルな価格で気軽に受けることができます。ただし、事前にコンタクトを一週間使用禁止、施術後の自己管理は徹底する必要があります。特に医療機関の選択とアフターケアの確認は慎重に行うことをお勧めします。