有給は消滅するから、出来るだけ取った方がいい
日本人、仕事し過ぎだと思う、そして有給が使いにくい。
有給休暇は、翌年に持ち越せるが、上限が決まっているため、使わなかった有給は消滅してしまう。
もったいない。
仮にキリのいい数字で日給1万円の人がいたとして、毎年20日の有給をもらうとする。全て使わずに消滅してしまった場合、年収20万円分は損しているようなものだ。
たまに「権利ばかり主張して、義務を果たさない人がいる」と言う人もいる。
有給を取るのは権利だ、じゃあそれに対しての義務ってなんだろう。
労働者の義務は、労働力の提供だ。
それ以上は、経営者が儲かるために求めているものであって、労働者がわざわざ無償で提供する必要はない。
本来、有給は、いつでも、どんな理由でも取得することができる。
(ただし、企業側には時季変更権という有給をずらす権利もある。だが、繫忙期などの理由では、時季変更権は行使できず、その人がいないと業務に支障がでる場合など限られている)
じゃあ、どうしていけばいいか。
・労働基準法をよく理解する
・有給を積極的に取得する
なんじゃないかな、と思う。
・労働基準法をよく理解する
企業で働いている、つまりは労働者であるにも関わらず、労働基準法のことをよく知らないという人は多い。
知らないからこそ、搾取されたり、場に流されてしまうこともある。
もちろん、全て労働基準法通りにいかないし、杓子定規にしようとすると働く上で立場が危うくなることもある。
だが、労働基準法を知っている、理解している人が増えれば「これはおかしいんじゃないか」と言える機会も増えるだろう。
そうすれば、少しずつでも環境は変わり、有給も取得し易くなると思う。
・有給を積極的に取得する
権利なんだからどんどん取得しちゃえ、という考え方。
有給の取りにくさの原因の1つに、他の人が取らないから自分も取りにくい、というのもあるだろう。
取得する人が多ければ多いほど、取得のハードルは下がる。
だから、この記事を見てくれた人は、どうか積極的に有給を取得して欲しい。