創作BL「キラプロ! おじさん声優、アイドルはじめました」
こんにちは、架空書店「鹿書房」店主、伍月鹿です
本日は創作BL作品の紹介です
「キラプロ! おじさん声優、アイドルはじめました」
pixiv、Xfolioにて公開中(内容はすべて同じです)
あらすじ
「御神さん、アイドルになりませんか」
今年40の誕生日を迎える声優の御神蒼生は、マネージャーからアイドル育成ゲームのオファーを受けたと告げられる。自分が担当することになるキャラクターに一目惚れをした御神はオファーを受け、共演者の若手人気声優・有川硝と出会う。
アイドル育成ゲーム「キラメキプロジェクト」の五人組アイドルグループ「カージナル」にまつわるポジティブお仕事BL
キラメキプロジェクトとは
コンセプトは、本格的女性向けアイドル育成ゲーム
主人公であるプレイヤーは、アイドル事務所で働く敏腕マネージャーとして新たに結成された複数のアイドルグループのマネージメントを担当する
主人公は、養成所時代からキャラクターを育成し、新人アイドルとしてデビューをさせる
自分が育てたアイドルが国民的トップアイドルとして大きなステージに立つまでの数年間がゲーム内で描かれる
登場人物
攻め 有川硝(ありかわしょう)
28歳、イケメン高身長、人気声優、元舞台役者、大型犬、御神のファン、アニメ好き、クールに見えて甘えん坊
幼い頃に古い映画の吹き替えをしていた御神の声に出会い、以来大ファン。キラプロ以前に共演の経験はなく、初めて顔を合わせることになった。大ヒットアニメシリーズの主演経験があり、歳は若いが実力派声優として認められている。
プライベートではアニメや漫画、ゲームを好んで、派手な遊びはしない。酒はそこそこ飲めるが声を枯らしやすい為休日の前でない限りは控えている。
カージナルのメンバーである川島と同期で仲良し。
ハバタキ(CV.有川硝)
カージナルのリーダー
キラプロの最初のアイドルであるカージナルを引っ張る頼りがいのあるしっかりもの。三枚目を自称し、バラエティー番組などでも率先して発言をする。ステージ上では不動のセンターを務め、ダンスや歌声でファンである「ヒナドリ」達を魅了する。
サブリーダーのクロウとの掛け合いが夫婦漫才と呼ばれている
受け 御神蒼生(みかみあおい)
40歳、がっしりめ、元ラグビー部、ふわふわおじさん、洋画の吹替からアニメやゲームに転向、アニメ好き、料理は普通にできる
デビューからずっと同じ声優事務所に所属し、目立たないが演技派として洋画の吹き替えの仕事をしていた。アニメやゲームの仕事が来るようになったのが30歳中盤頃の為、同年代の声優や後輩に対しても腰が低く、自身を卑下するような一面もある。
緊張をしやすく、仕事の下調べや準備を欠かすことができない。そのため周囲から真面目だと揶揄われるが、参加した作品は全て目を通している為、ファンからは世界観を理解した発言が多いと信頼されている。
カージナルのメンバーである貢木と元同期。
クロウ(CV.御神蒼生)
カージナルのサブリーダー
カージナルで最年長のこともあり、皆を支える役割を買って出ている。メンバーの世話をよく焼いている為、ファンからも「おかん」と呼ばれる。ステージ上では色気のあるパフォーマンスが売りで、歌やダンスでソロパートを任せられることが多い。
攻め 川島科乃(かわしましなの)
28歳、クール系キツネ目男子、喋るとサバサバしている、お酒が好き、ゲーマー、貢木と何かと共演が多い
若手実力派声優の一人。有川とは同期で同じゲームで遊ぶ仲。若者らしいフットワークの軽さであちこちに知り合いが多く、先輩後輩限らず交流関係がある。
共演を重ねるうちに貢木の家に通う関係になり、互いの都合が合えば朝まで一緒に過ごしていることが多い。前田とはカージナルがきっかけで友好関係ができ、趣味が合うことが判明して親友になった。
イカル(CV.川島科乃)
独自の世界観を持ち、カージナルの振付や衣装を担当している。低音が魅力の歌声を持ち、ハモリパートを担当することが多い。
攻め 前田進(まえだすすむ)
25歳、若手新人、体育会系のぽっちゃり青年、食べることが好き、御神に懐いている
学生時代から演劇をしていて、育成学校に入って数年でアニメ主演を任された期待の実力派声優。
有川と川島の後輩。御神以外とはカージナルがきっかけで友好関係ができ、親戚から借りて住んでいるマンションに皆を招くことが増えた。
トリミ (CV.前田進)
ダンスとトークno1。透き通る歌声でファンを魅了するが、口を開くとお調子者でボケたがる。
受け 貢木れん(みつぎれん)
36歳、塩顔おじさん、周りから心配されるほど細い、酒にツマミがいらないタイプ、天然エピソードが事欠かない
一昨年に自身の事務所を立ち上げ、社長として新人育成に挑戦している。自身が演技をすることは減ったが、独特の声質へのファンは多く、求められればどんな役でもこなす個性派声優。
仕事人間でプライベートは疎かにしがち。特定の相手を作らずに遊ぶことが多かったが、川島と出会ってからは彼以外の誘いを断ることも多くなった。前田と関係を持ってからは修羅場を覚悟したが、案外川島と前田の気が合ったこともあり、二人同時に相手にすることも増えた。
リトル(CV.貢木れん)
カージナルのステージやライブの演出担当。特徴のある癒しの歌声が人気。ダンスはあまり得意ではない。
裏話のようなもの
pixivの創作BLコンテストに参加した作品でした
もともと思いついたままに書いていた短編だったのを、何度かの加筆修正でエピソードを時系列順に並べ替えた形となっております
「推しにアイドルやってほしい」という不純な願望から生まれた作品です
そのため、登場人物にはなんとなくのモデルがいて、なんとなくのCVも決めております
声優さんが実際のステージに立って、アイドルのような衣装を着てダンスをして、というパフォーマンスはいまでこそ珍しいものではなくなりましたね
アイドルものだとそれありきでキャスティングをされるという話も聞いた覚えがありますし、いまの若手は歌が歌えてダンスも出来て、が求められているとかなんとか
でも、少し前は人前で歌うのは嫌だと豪語する声優さんも多かったように感じますし、わたしもそこまで望むのは求めすぎなのではという思いがなかなか拭えません
マルチタスクが求められる時代が当たり前の有川と、変化に違和を覚えつつも順応しようとしている御神という密かな対比を題材として書いたのも、両方の時代を知っているわたしだからこそだったのではないでしょうか
あらすじなどでも多用している「ポジティブBL」は、書いているときの一貫としたテーマでした
書いているわたし自身が後ろ向きなので、物語の中でも自分に自身がなくて、うじうじして、遠慮して、という控えめな性格の人物を作りがち
しかし、上記の通りコンテストに出すのはあらかじめ決めて書いていたことから、多くの方に読んでいただけるように願ってネガティブさを徹底的に封印しました
登場人物が全員BLしている世界観も一度書いてみたかったので、リアルさよりもファンタジーさを追求している展開も特徴です
キラメキプロジェクトを題材とした作品はシリーズ化したい願望があります
まだまだ構想段階ですが、いつか実現出来たらうれしいです