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創作BL「角の街」シリーズ

こんにちは。架空書店「鹿書房」店主、伍月鹿です。
本日は創作作品の紹介をさせていただきます。



月下 花間 二人酌/角の街

あらすじ

ガゼル角×鹿角のお酒と夜の街にまつわる中華風ファンタジーBL
右角が短い『ガゼル』は洋酒の製造を生業としている
貴族の生まれである下戸の『ディア』も飲める酒を造ると約束し、夜ごと時を過ごすうちに、互いの感情を自覚していく

創作BL小説/A5/146P/全7話
小説・伍月鹿
絵・篠
1000円、BOOTH「杞憂」にて販売中


登場人物

元ネタは診断メーカー「角の街」より


ガゼル・リンヤン 
Gazelle Lingyang
ガゼル角
自身の工房を持つ酒造家。ワイン、ウイスキー、清酒などを地元の酒場や商店に卸して販売している。オリジナルラベル多数。時折趣味の酒を造り、友人に無料で振舞うのが習慣。

診断より:生まれつき右角が短い。瞳は菫色で髪はチョコレート色。ピクルスと山羊のチーズが大好物。

亡くなった母から貰った角飾りを常につけている。大抵無表情で何を考えているのかわからない、と称されるが、何も考えていないことが多い。慌てるといろいろやらかす。
背が高くしっかりとした体躯のわりに病弱。よく倒れる。主に働きすぎ。
興味のない事には無関心、酒に関することなら饒舌。アル中。

ディア・チトラ・ムールー Deer Chital Mulu
鹿角
高官一族の嫡子。秀才で、10歳の頃には大学院の学を修めている。音楽と美術が好き。現在は所在地を転々としながら、夜店で演奏するなどで生計を立てている。

診断より:角に小さなランプを吊るしている。瞳は蜂蜜色で髪はミルク珈琲色。酒にてんで弱く、シナモンを齧りながら熱々のミルクを舐めるのが好き。

穏やかな笑みを浮かべ、酒が飲めないのに夜の店を渡り歩いている。細く華奢な見た目だが、滅多なことでは風邪を引かない丈夫さと、一度伏せると長い脆さが共存している。阿片窟に入り浸り、一族から勘当された過去を持つ。ヤク中。

ヘリックス・プティグリ・ウォニィゥ  Helix Petitgris Woniu
蝸牛角
国営団禁衛府所属。主に仕事は配属地の警備。
位置こそ下位だが家は華族で、緑青の印を常に身に纏う。白金の髪と赤い瞳、粗野な言動と稀少な蝸牛角を持つことで、周囲からは遠巻きにされやすいが、話せば面倒みが良く、常に中心人物でいることが多い。ギャンブル中毒で、いつも夜店でカードゲームに高じている。勝ったり負けたりは4:6。病気で療養中の母を面倒みている為、夜勤が少ない特別待遇を受けている為、飲みに出歩くのは規則違反。あまり気にしていない。


試し読み

pixiv、Xfolioにて試し読みができます

番外編

番外編集

本編と関連した小話など、随時更新

◇マフィアパロ「相看て厭わざるは只有るふたつ

とある西洋の中華街をなわばりにするマフィアには、代々伝わる財宝があった。晩餐会に渦巻く世継ぎと地位の奪い合いの世界の表と裏とは

◇現代パロ「名月相期する天の川にて

舞台設定を現代日本に設定し、大学生の主人公たちがのんびりと過ごすシリーズです

◇女体化「わが涙より咲き出ずる」

ディアの妹紅葉と、ガゼルの妹タバサのお話
こちらは本編設定ですが、本編よりも平和な世界観になっております。

こちらは全て無料で公開中です。
合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。


蛇足

角の街シリーズは、イラスト担当の篠さんと毎年交わしていた記念日を祝い合う習慣から生まれました。
誕生日やクリスマスなど、インターネット上で知り合って文通をしていた彼女に、偶然生まれたキャラクターたちを主人公にした話をプレゼントしたのが始まりです。
当時、どこか落ち込んでいる様子の彼女を元気づけたい、なんてことを考えていたのを覚えています。
作中で繰り返し出てくる「生きづらさ」や「うまく生きなくてもいい」という言葉は、自分自身にも言い聞かせていた言葉であり、彼女に贈りたいと考えていた言葉でした。
行き当たりばったりで書き始めたストーリーに設定をつけ、少しずつ更新されていった物語。
それらは全てたった一人のためのものでした。

これから、どれだけの方がこの物語に出逢ってくださるかわかりません。
この先どんな物語を作っても、当時の正直な文章は、そのときにしか出せない魅力があるように感じています。当時の未熟な文章ではありますが、はじめて本の形になった作品は自分の中で宝物です。

今度も書き続けたいと考えている作品です。
伍月鹿の原点として何かの折りに触れて頂ければ嬉しいです。

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伍月鹿
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