『Vol.36』 外資系IT 年収ランキング2024年8月時点 エンジニア編
外資系と言えば、圧倒的な給与水準が魅力です。実際に就活生の中には、GAFAをはじめとした外資系を目指している方は多いのではないでしょうか。今回は、外資系IT企業の年収ランキング(SE編)です。
一般的には外資系ITの場合、職種は大きく営業職と技術職に分かれます。営業職の場合は、実績に応じてインセンティブが変動するので、技術職と比べて年収が大きく跳ねる傾向にあります。一方で、技術職でも開発職や社内でも重要性の高いポジションだと非常に年収も高くなります。こちらのランキングはあくまで口コミサイト等を参考に独自調査したものになるのであくまで気休め程度に参照ください。
ちなみに、”外資系IT 年収ランキング 営業編”はこちら
”日系IT 年収ランキング 営業編”はこちら
”外資系コンサルの年収ランキング”はこちら
外資系IT年収ランキング エンジニア編 第24位〜第11位
第24位:Equinix|推定平均年収443万円
第24位にランクインしたのはEquinixです。マルチテナントのデータセンター世界最大規模のマルチテナントのデータセンターおよびコロケーションプロバイダーです。
第23位:Accenture|推定平均年収645万円
第23位にランクインしたのはAccentureです。ITコンサル事業の業績がとても堅調で、採用人数も近年増加しています。そんなAccentureですが、昨今は外資系SIerのような位置付けになってきました。Accentureのコンサル給与事情は下記をご参照ください。
第22位:Hewlett Packard|推定平均年収691万円
第22位は、PCでお馴染みの日本HPでした。PCやサーバーをはじめとして、Arubaと呼ばれるNW製品を提供しています。日本HPといえば、オフィスが超綺麗なことで有名ですね。
第21位:Avanade|推定平均年収718万円
第21位は、Accenture Groupに属するAvanadeがランクインしました。マイクロソフトのソリューションを活かした企業のDX化などを強みとしています。
第20位:Kyndryl|推定平均年収723万円
第20位にランクインしたのは、Kyndrylです。2021年にIBMから分社化してITインフラのサービス提供をしています。分社化したことによって、IBMサービスに捉われない、マルチベンダーのサービス提供をしています。
第19位:Trend Micro|推定平均年収727万円
第19位にランクインしたのはTrend Microです。サイバーセキュリティの世界最大手です。PCやサーバー向けのウイルスバスターシリーズなどは、皆さんもお馴染みではないでしょうか。
第18位:Oracle|推定平均年収796万円
第18位は、Oracle Databaseでお馴染みの日本オラクルでした。最近はクラウド分野に力を入れており、大量採用している印象がとても強いです。SAP同様に営業職、技術職とは別にコンサルタント職があり、給与水準は営業>コンサルタント>技術職でした。
第17位:Lenovo|推定平均年収807万円
第17位にランクインしたのは、Lenovoでした。ThinkPadをはじめとするブランドのPC製品の開発、販売を提供する香港に本社を持つ中国メーカーです。技術職の中でも開発職は給与水準が高く、986万という結果になりました。
第16位:Deloite|推定平均年収962万円
第16位にランクインしたのは、Deloiteです。こちらもAccenture同様にITコンサルの分野に投資をしており、採用枠の拡大を図っていますが、近年は営業職、エンジニア職の採用も増えています。Deloiteのコンサル給与事情は下記をご参照ください。
第15位:Dell|推定平均年収1,023万円
第15位は、パソコン・タブレットから、サーバ、ストレージ、ネットワークといったIT環境のインフラに至るまで様々なITソリューションを提供しているDellがランクインしました。メーカーとしては珍しく、代理店販売ではなく直販をしています。故に手頃な価格で企業に対してPCやサーバーを提供できるといった強みがありますが、ここ最近は、クラウド利用の増加に伴い、サーバー部門は斜陽気味です。営業の平均年収が、936万円だったので、技術職の方が稼げることがわかりました。
第14位:SAP|推定平均年収1,080万円
第14位にランクインしたのは、ERPでお馴染みのSAPでした。
ERPソフトを扱うことから他の外資とは違って、営業職、技術職とは別にコンサルタント職があります。営業は個々の達成率に応じて、インセンティブが大きく跳ねるので平均年収1,245万円と稼げる印象があります。一方で、コンサルタント職は年収1,083万円、技術職は年収1,080万円と営業と比べるとやや見劣りします。
第13位:IBM|推定平均年収1,115万円
第13位にランクインしたのは、IBMでした。IBMは総合系として、AccentureやDeloitte同様にITの領域で売り上げを伸ばしています。営業は個々の達成率に応じて、インセンティブが大きく跳ねるので平均年収1,066万円と稼げる印象があります。一方で、コンサルタント職は年収870万円、技術職は年収1,115万円と最も年収が高い結果となりました。
第12位:VMware|推定平均年収1,125万円
第12位はVDIで有名なVMwareです。VMwareといえばつい最近、ブロードコムに買収されたことで話題になっていました。実際に私の知人もVMで働いていましたが、やはり給与水準はとても高かったとのこと。ブロードコムに買収されてからは、リストラなどで実質解体となっています。
第11位:NetApp|推定平均年収1,167万円
第11位にランクインしたのは、ストレージ、データ管理のポートフォリオで業界をリードするNetAppでした。オンプレからクラウドに至るまで、データ領域の管理とセキュリティ保護を提供しており、最近ではAWS、Azure、GCPとも連携したサービスを展開しています。
外資系IT年収ランキング エンジニア編 第10位〜第1位
ここまで24位〜11位までを見てきましたが、やはり営業職の方がインセンティブが跳ねる分、やや年収が高い傾向が見られました。一方でSAPやIBM、Dellなどは技術職の方が年収が高いといった結果もあります。果たして、ランキングの後半はどうなるのでしょうか??GAFAはどんな結果になるでしょうか。
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