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【BL読書感想文】#1 久々に衝撃走った

最近小さくないですか、じゃがりこ。

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人というのは固定観念にやられてモノの見方に偏りが出てしまう生き物だと思うのです。なんとも厄介である。

今回感想文で取り上げる『グッドボーイ、抱いていいですよ』はそんな私の後頭部を鈍器で殴り飛ばし、凝り固まった固定観念をベッコベコにぶっ壊してくれた作品です(物騒)

いわゆるDomSubユニバースの世界観で展開する作品なのですが、
一般的に「Dom=攻め」「Sub=受け」でメインカプが描かれています。性質上その方がわかりやすいですしね。

が、しかし!

この作品は逆!Sub×Domなのです!!
ついった(私はこの名でまだ呼ぶ勢です)のTLに流れてきたお試しで「こういう解釈もあるのかーーーー!!!」と新しい扉をこじ開けられた心地でした。

業務の休憩時間に読んだ衝撃たるや……

あまりの衝撃でなんならこれをきっかけに
このnoteを立ち上げたくらいです。

そりゃあすぐにKindleをポチりましたわ、ええ。
その日の業務のモチベーションになったことは言うまでもない。「帰ったらこのえっち御本を読むんだ」という気持ちは荒んだ現代社会という砂漠において蜃気楼の向こうに揺らめくオアシスのように何よりも心を強くし、前へ進む活力なるものです。

----------ここからネタバレ含みます-----------










正直なところ、DomとSubが似たようなというか平仮名か漢字かの違い(「菖蒲(アヤメ)」と「しょうぶ」)でほぼ同じ名前なので読み始めは少し混乱して慣れませんでした。
しかし、DomがSubに自分の名前から名付けたという設定なので「それじゃあしょうがないっすねーーーむしろご馳走様っす☺️☺️☺️」ということで
二人の揺るがない関係を物語っている良い設定でした。

肝心のプレイはどうするんだろうなーと思いましたが、
攻めSubにコマンドをかけるのは中々にエロい。
体格で勝るSubに物理の力はあれど“躾けられてる”ので主導権は完全に受けDom。全てにおいて支配されているわけです。
「ケツ抱き」と言われるジャンルもありますが菖蒲様の場合は(あくまで私の印象ですが)そこまでではないです。ちゃんと乱されるところは乱されるも、コマンドでコントロール忘れない、でもたまに失敗する、だがしかしプライド・エベレストがおくびにも出させない!ところが最強Domたる菖蒲様です。

そんな菖蒲様はいじらしいしょうぶが大好きなので
あんな状態の時にstopをかける…!!!(さすが菖蒲様)
嗚呼、可哀想にしょうぶ!!(いいぞもっとやれ)
コマンド守れてしょうぶ偉いぞ!!(えらいぞ)
と終始寮の部屋の壁や天井になっていた私は心で叫んでいたのでした。

サブスペースに入る過程も様子も良かった。
サブスペ中は記憶ないとか本能に従ってきゅうきゅう鳴いてるのとか最高か!

DomSubは日常もプレイももちろんいいのですが
サブスペの時に全ての良さが極まりますよね…

そして最終盤の見開き大ゴマで描かれている
お互いの思い合い、共依存的な重い愛。

(うまいこと言った顔)


………とにかくあのページに集約されています!!!!

これからもいろいろあるでしょうが乗り越えてくれるでしょう!!!
菖蒲様としょうぶの前途に幸多からんことを!!!!

大学編とか社会人編とかも見たいな!!!!




(初回の感想記事がこれでいいのかと頭を抱えながら終)

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