見出し画像

悲しみ

 私詩①

悲しみ

感情の意味づけは必要ないけれど
この悲しみの使い方がわからない
この悲しみの矛先がわからない

ひきだしを開けると
温かいものがいっぱい入っている
心を一瞬。フワリと浮かす

それでも君が居座り続けるのは
なぜ

この悲しみを知って
私は誰かに優しくなれるのかな
涙を流すことしかできないのかな

(恩人を偲んで)