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ことば

私詩②

ことば

私の心の温度を上げた あなたのことば
手の中に握りしめたくて
温もりをいつまでも感じたくて

ことばの交わりを諦めた途端
愛情の薄れていくのがみえた
放ったことばの重みを感じとれなくなった途端
人の一部が欠けたようにみえた

いつだって
ことばが感触を帯びていることを
私を形づくっていることを

忘れないで、生きたい。