カフェで隣に座っていた親子 娘さんがぐずっていて注目の的に…
この前の日曜日に夫とモーニングを食べにカフェに行きました。
案内された席の隣には、お母さんと4歳くらいの女の子、3歳くらいの男の子が座っていて、すでに女の子は泣いて泣いてグズグズの状態でした。
大声で泣きわめき、お母さんに文句を言っています。
「もっと、かわいいのが欲しかった。お母さんのせいだ!」
女の子はテーブルに並べてもらった小さな人形に向かって文句を言っているようでした。
「それはお母さんが選んだんじゃないでしょ!お店の人がこれくれたんだから!仕方ないでしょ!」
お母さんはかなりイライラしているのか小声だけれど、とても強い口調でそう言いました。
チラッと見るとハッピーセットかなんかでもらった人形が気に入らなかったようです。
「こんなの、やだ!」
そう言って人形を倒します。
「自分で拾いなさいよ、それ。」
「やだー!なんで私がしなくちゃダメなの!お母さんやって!」
泣きながら女の子は腕を振ると今度は水をこぼしました。お母さんは
「あんた、もう…!次から次へと…」
怒りながら水を拭いていました。その間も女の子は泣きわめき、それを見ていた弟のほうも、だんだんぐずり始めました。
女の子の声が結構大きかったのでそこにいたお客さんは全員その親子を見ていました。
お母さんは「ちょっと待ってなさいよ」と子供たちに伝え、お店の奥の席の方へ行っておばあちゃんを連れて帰ってきたんです。入店当時混んでいたのでバラバラで座っていたんでしょう。
おばあちゃんの登場で子供たちの空気が少し変わって落ち着きを取り戻し、普通に食事を始めました。
良かったと思いましたが、その時気になったのはおばあちゃんを連れて帰ってきたときのお母さんの表情です。
明らかに目に涙をためて泣きそうになっていました。
私は自分の子供たちが小さかった時のことを思い出しました。
私の子どもは比較的おとなしいほうだったと思いますがそれでもうるさいかなと思って子どもを抱っこして店の外に出たりとか、ある程度理屈が分かってくると納得するまで何度も言い聞かせたりとか…
新米ママの時はどうしたらいいか分からなくて本当に大変でした。
子育ては孤独なことが多い。
ちょっと今相談したい、どうしたらいいか分からないという時すぐそばに頼れる先輩がいればいいですが1人で頑張ってるお母さんが多いのではないかと思います。
責任感の強いお母さんほど子供のしつけがきちんと出来てないと「私が悪いのでは」と思いがちです。
泣きそうなお母さんを見て頑張りすぎてないといいけど…と思いました。
私はその時お母さんを抱きしめてあげたかったです。
子どもたちはお母さんに抱きしめてもらえる。じゃあ、お母さんは?
お家で旦那さんが抱きしめてあげていたらいいなぁと思いました。
とりあえず私がその時その親子に出来たことは何もありません。
ただ気にするそぶりも見せず、普段と変わりなく夫と話していただけ。
でもこれって大切な事だと思うんです。
社会全体で子育てに協力するならば、周りの私たちがそういう大変な親御さんに対して温かい目で見守ることなんだろうと思います。
もちろん直接手助けできる場合はそうするのもいいです。
舌打ちをしたり、睨んだり、それこそ文句を言ったり…、今回は誰もそんな人はいませんでしたが悲しい事にたまにそんな人がいるのも事実です。
子育ては途中でやめることも変える事も出来ないし、何よりはっきりした正解がない。
本当に大変だと思います。
なので、苦しい時は決して無理せず気持ちを吐露してください。パートナー、友達、両親、もちろんnoteでも。
子育て中の親御さん、毎日本当にお疲れ様です。