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漫画「デスノート」から学ぶ L メロ ニアを知ることで自分のタイプが分かる

この文章には漫画「デスノート」のストーリーに少し触れる部分があります。知りたくない方は読むのを控えたほうがいいかもしれません。

私には妹がいるが、妹はとても絵が上手い。

私も絵を描くのは好きだがあくまで趣味程度。
でも妹はプロとして活動している。自宅で絵の教室を開いて生徒さんを教えているのだ。

写実的な絵、イラスト、漫画、パソコンで描く絵など、アナログでもデジタルでもジャンルを問わず教える事が出来る。

自分の作品を趣味で描くのだが、それを見た時私はうなるほど上手いと思った。
何と言うか、ダークな世界観を表現するのが上手いのである。

だから私の妹は一般の人はまねできないほど魅力ある絵を描けると思っている。

だから私はたまに勧めていた。
「自分の作品を世に出して売ってみたら?」
だけど妹はまだ自分の作品に納得いかないのかどんな理由か分からないがなかなかそうしようとはしなかった。

昔から妹はあまり積極的な方ではなかった。何をするにも慎重で、何かを始めるにあたって不安が勝ってしまって挑戦をためらうタイプ。
私の性格もよく似ていたから気持ちがよく分かった。

でも私はいつも思っていた。
「もったいないなぁ、こんなに良い絵が描けるのに他の人にも見てもらいたい。そりゃあ、批判したり、無関心な人もいると思うけどきっと愛してくれる人がいるはず。」

とは言っても、私が勝手に売るなんてこと絶対出来なかった。妹の性格からすると、そんなことをすると口を聞いてもらえないくらい怒るという事が目に見えていた。

でもどうにかならないかと考えた結果、世に出すという一歩になればと思って、ネットに作品を投稿し、必要な人にダウンロードしてもらうというSNSを薦めることにした。

けど妹はけっこう頑固な性格で、口で言ったってやるとは思えなかった。

そこでまず私がすることにした。
そうした方が彼女が始めやすいと思ったからだ。私も絵を描くのは好きなのでやってみた。
しばらくたってから妹に、私がイラストを投稿し始めたことを教えた。
「やってみたら?結構楽しいよ。」
「う~ん…。そうだなぁ。」
あまり乗り気じゃない反応だったので、失敗したかと思ったが半年後くらいに妹が言った。
「あれからお姉ちゃんが薦めてくれたサイトに登録して私も今描いてるよ。ダウンロードしてもらうとやっぱり嬉しいわ。やってみて良かった!薦めてくれてありがとう。」
それを聞いて、私は心の中でガッツポーズをとった。

よっしゃ!これで自分の作品を世に出すことへのハードルが低くなったはず。今はまだサイトで売ってるけどいつか自分の描いた作品を個別で販売できるようになっていったらなぁと思った。

私はそれにしてもうちの家族って自分を含め「ニア」タイプの人が多いなぁと思った。

ニアとは漫画「デスノート」に登場するキャラクターだ。

この作品は有名で、映画化、アニメ化もされてかなりヒットした作品だ。

その中に出てくる登場人物に「L」と言う人物がいた。
その人物が中心になって敵である「キラ」を倒すのだが、「L」の仲間に「メロ」と「ニア」と言う人物がいた。

この4人は世界トップクラスで頭がキレる人物たち。

特にキラとLはとてつもない天才として戦う。
しかし、Lは途中で倒れ、結局キラに勝ったのはメロとニアが力を合わせて…と言うような結果になった。

そうなったことをニアは分析する。
ニアひとりじゃ絶対にキラには勝てなかった。ニアは行動力に欠けていてメロは逆に行動には長けているが冷静さに欠ける。

このバランスが絶妙に良いのはキラとLの2人だった。だからこの2人は互角に戦うことが出来ていた。

けど、メロとニアの2人がタッグを組めばLに並べる。Lを超える事が出来る。だからキラを倒すことが出来た。と言っていた。

この回を読んだ時、この分析は自分を俯瞰で考えるのにとても有効だなと思った。
この4人のような、上位トップクラスの話でなくても、自分は誰寄りだという事は分かると思う。

私はどう考えてもニアタイプだと思った。

とにかく何をするにも慎重で、新しい事をするのが苦手、不安が多く、怖がりだからだ。行動力に欠ける。そして、私の妹、その家族も…。

大人になってそう感じてから私は出来るだけ積極的に何でもやってみようと思った。実行するときかなりパワーはいるのだが…。

そして自分の子どもたちにもそう言っている。
「何でもやりたいと思ったことはやってみなさい。そうすることで自分には何が合ってるのか分かってくるから。
失敗しても許されるのは若いころの特権だよ。」

私にとって、敵は「ためらい」である。

夫はと言うと、どちらかと言えばメロタイプ。
気にせず色んなことをする。上手くいかなくても「ま、仕方ないんじゃね?」と言う感じ。

私はニア、夫はメロ。
しかし、私たち2人の間には作中のように、2人で力を合わせて乗り越えた伝説的な出来事はまだない。それとも気づいてないだけか…?

ともあれ、いつかそんな風に力を合わせて危機を乗り越えていけたらなぁと思う。w








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