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【絵本】ハンバーグつくろうよ

こんにちは。
元気だけが取り柄のゴエです。

さて、今日はわたしの好きな絵本の話。

角野栄子さん著 「ハンバーグつくろうよ」です

小さい時に、繰り返し繰り返し読んだ本。タイトルがどうしても思い出せなかった。

大好きな小学校の先生から頂いたようなうっすらな記憶。あんなに何回も読んだのは、大好きな先生から貰った嬉しさから、だったのかもしれない。

料理は五感を刺激してくれて、想像力を掻き立てる行為の上に、最後にそれを食べられるなんて、人間にしかできない、人間に生まれてよかったと思う瞬間を味わせてくれるエンターテインメントです。

料理本を読んでいる時、スーパーで材料を選んでる時、レシピ検索している時、それをどうやって、どの順で作ろうかと自転車乗りながら道すがら、考えてる時、その時間も好き。1番脳がリラックスしている気がする。料理をしている時、更に今は、そのできた料理をどの器にのせるのかという楽しみが増えていることも、今の楽しみの一つ。幸せの一つ。

何でもモノを完成させるのには、準備と段取りが必要だ。

野菜を剥いたり、切ったり、ゆでたり、焼いたり。

生の鶏肉の皮はブニョブニョして、切りづらいし、ペラーンとこっちの身にぜーんぶひっついてくる。

玉ねぎのみじん切りは涙が出る。大根おろししてたら、指まで擦る。


♪買い物しようと町まで出かけたら財布を忘れて愉快なサザエさん♪

購入したばかりのヘンケルスの包丁で、嬉しがってじゃがいもの皮を早速剥いたら、その性能がために指を負傷してみたり。ちょっと携帯覗いてる間に、パスタがゆだりすぎて、美味しい瞬間を見過ごしてしまったり。煮物を煮込んでる時に、ちょいとテレビを見てたりしてると、いつの間にか水分が無くなり、鍋底が焦げたり。魚を調理した時のいつまでも手に残る生臭さ。母の作ってた卵焼きには、まだまだ到達できないし。

やってみないことには、経験してみないことには、わからないことだらけ。

子供の頃に、目の前に出されたごちそうは、一瞬にして魔法のように出来上がったように思えてて、けれど、そこに至るまでにはいろんな面倒くさい段階を得て作られることを、大人になり自分が料理をするようになって知る。

だから、今は、たとえカップラーメンでも出して頂いたものには感謝。作って頂いたことにありがとうの気持ちがある。

炊飯器から炊きたての美味しそうなご飯の香りがしてきた時の嬉しさだったり、玉ねぎを炒めてあめ色になる瞬間の香ばしい香りだったり、柚子の皮を刻んでる時の爽やかな気持ち。

ワクワクしながら、作る楽しみ。

この本では、お友達のえっちゃんのために、このかわいいおばけとねこちゃん、二人組が力を合わせてハンバーグを作る。

大好きな人のために、心をこめて作る。その人の笑顔のために、喜ばせるために作る。

作ったものを最終的に、食べて貰えるところまで、そしてそこにいる皆がほっこり幸せになれる料理という行為そのものが私は好きだ。

料理は、人を幸せにして、心を満たしてくれる。

料理を好きにさせてくれた本。

でもそのタイトルを思い出せなかったのだ。

「ハンバーグ」「絵本」「猫」「おばけ」の四つのキーワードを入力して検索して辿り着いた

「ハンバーグつくろうよ」

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ごえ
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