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◎庚子(干支番号37):(鍛えられるほどに伸びていく人)

庚子(癸):天極星(調舒)   2-4

『庚金が、子水に座している型を想像してみてみれば良く理解できる。
庚金にとっては安住の場所ではない。~』
(朱学院算命学六十花甲子法の庚子日より一部抜粋)
*
*解説
庚子は、水の中の斧や刀。
このままでは錆びてしまう。
それで、
安住の場所ではないとしています。
そのため、
子未の害や、子午の冲動などで地支の子水を壊せば、この人の運勢が伸びていきますと解釈します。
また、
土性は土剋水で水をおさえるためありがたいものの、これが過多になると庚金が埋もれてしまう。
それで、
浮き沈みの多い人生になりやすい。

男女とも庚金は、
元来、陽金の攻撃本能からして専制と独断の質を出したがるものですが、この方が
独身ならともかく、
結婚すると、
配偶者の場所が子水の為に自分が錆びてしまいます。
これは、
星が調舒ということもあり相手に対して、よりいっそうの不満が多くなります。

こういった気質からして、
女性は子どもが生まれたら相生関係天地金生水からして、子どもの方を優先して面倒をみがちで、自分の考えを子どもに同調させ味方にして、夫を攻撃しがちになります。                        

※※※※※「日干支でみる生剋比」は、初級クラスで     学ぶことができます。
(朱学院テキスト初級三巻干支の項及び二巻生剋比論相生の項参照)
簡単に言うと「子どもに対する面倒見の良さは、とくに女性ほどこの性質が出やすい」という傾向になります。※※※※※



庚金は、
剛金でもあり錬磨されて伸びる鋼(はがね)のような強靱さをもつ干なので、剋され鍛えられてこそりっぱな斧や刀なります。
そのため、
火剋金での火性はありがたいものとします。

また、
散法の子午の冲・子卯の刑・子未の害は、使い方によっては本人の運気を上げる条件となります。

このように、
普通は、生じること生じられることで安定しますが、このかたの場合は、忙しいとか変化が多いとかといった波乱の中に身を置くことで意外と頑張ることのできる人生になる。
つまり、
本人にとっては相剋や散法にあってこそ困難を引き受け、鍛えられることで伸びて行く人生にもなる。


この干支日なら、鍛えられることが必要な人だと心しておくことが肝要といえます。
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坂本龍馬、三浦春馬、広岡達朗、出口王仁三郎、マリエ、三笠宮信子、山縣有朋、山田優、高畑淳子、山口達也、フェルブス、吉井和哉、ブルゾンちえみ、内田理央、DAIGO、大友克洋など

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