算命みちくさ

諸岡青峰(もろおかせいほう)                             …

算命みちくさ

諸岡青峰(もろおかせいほう)                                            朱学院中国占星術学校にて歳位取得  朱の会会員 会の算命学教室Textの一部を投稿しています ご了承下さい 占技のみならず算命学自然思想の深掘りができたらと思います

最近の記事

◎庚申(干支番号57):(気が強いが鍛えられることで立派になる人)

庚申(戊壬庚):天録星(龍高鳳閣貫索)   11-3 『俗に庚申様といって戦いの神とされている。 天地共に金性となり、金気の剛鋭は見事なものである。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の庚申日より一部抜粋) * *解説 攻撃本能の庚金は、戦いの神とされています。 それで、 庚申は上下とも金性で天禄星となりますが、 干支の組み合わせとしては最強の庚金です。 ゆえに、 「西方の金神」といいます。 庚金を刀と見立て、火剋金と丁火で抑えて鍛え、その燃料となる甲木があれば、それで庚金

    • ○六十花甲子と守護神法その7 (ニ)手嶌葵/歌と相性

      前回からの手嶌葵さんの続きです。 算命学では、宿命を活かすのが宿命通りで生きやすさにつながります。    なので、一般には歌や演劇の分野においても自分の宿命に合った歌詞や役柄だと無理なく能力を発揮できてそれなりに成功しやすいと考えます。 (このセリフの意味は、ストーリーなしには理解し難いので解釈は次回以降に持ち越します。) このかたのデビュー曲は、ジブリ映画「ゲド戦記」の挿入歌 「テルーの唄」ですが、 このアニメでは、ヒロイン・テルー役も務めています。 手嶌葵 1987

      • ◎庚午(干支番号7):(親の育て方しだいの人)

        庚午(己丁):天恍星(玉堂牽牛)   7-9 * 『午の二十八元中に己土丁火があり、庚金からみて学問と創作の玉堂星・名誉名声の牽牛星がそろっている。そのため学者・芸術家の世界において大成する。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の庚午日より一部抜粋) * *解説 庚午日は、 午の二十八元の中にある己土が庚金からみて、学問と創作の玉堂星。 丁火が名誉名声の牽牛星。 そのため、 学門や芸術等の世界において成功しやすいとしています。 また、 それらが、丁火→己土→庚金と本元から天干に

        • ◎庚辰(干支番号17):(他人のとの争いに強い人)

          庚辰(乙癸戊):天印星(司禄調舒龍高)   6-10 『庚辰日をもって「水路将軍」という。 本来、庚金は戦いの神である。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の庚辰日より一部抜粋) * *解説 もともと天干の庚金は、五本能が攻撃本能で戦いの神です。 一方、 地支の辰土は、位相法の中の三合法の分類では三合水局で水の天庫星。 それで、 戦いの神と水庫で、水軍、海軍と考えられ「水路将軍」と言われます。 もしも、 この日干支のほかに地支酉金があれば、庚金からみた酉が最強の天将星になるた

        ◎庚申(干支番号57):(気が強いが鍛えられることで立派になる人)

          ◎庚寅(干支番号27):(粘り強く土壇場で強い人)

          庚寅(戊丙甲):天馳星(龍高車騎禄存)   1-12 『庚金から寅をみれば、十二大星中、一番弱い天馳星である。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の庚寅日より抜粋) * 庚金から寅をみると最身弱1点の天馳星。 なので、 金生水と洩らしたりして減らされたら、いっそう自分が弱くなります。 だけど、 この寅は、二十八元の本元から木生火、火生土、土生金と下から順番に生じているので、「絶中有生(ぜっちゅうゆうしょう)」つまり、 絶中(一点の天馳星)に生あり(干と支の柱が整う)となって、

          ◎庚寅(干支番号27):(粘り強く土壇場で強い人)

          ◎庚子(干支番号37):(鍛えられるほどに伸びていく人)

          庚子(癸):天極星(調舒)   2-4 『庚金が、子水に座している型を想像してみてみれば良く理解できる。 庚金にとっては安住の場所ではない。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の庚子日より一部抜粋) * *解説 庚子は、水の中の斧や刀。 このままでは錆びてしまう。 それで、 安住の場所ではないとしています。 そのため、 子未の害や、子午の冲動などで地支の子水を壊せば、この人の運勢が伸びていきますと解釈します。 また、 土性は土剋水で水をおさえるためありがたいものの、これが過多に

          ◎庚子(干支番号37):(鍛えられるほどに伸びていく人)

          ◎己亥(干支番号36):(苦労を伴うことで世の中の役に立つ人)

          己亥(甲壬):天報星(牽牛司禄)   3-9 『陰土が旺水に会うために、「柔土の泥濘」という。 この干支だけであれば、日の目をみない境遇となる。 ぬかるみの中で木性を育てるようなもので、女性は夫を頼れず~』 (朱学院算命学六十花甲子法の己亥日より一部抜粋) * *解説 己土は陰土で、亥水は水の旺地です。 それで、己亥日を「柔土の泥濘(でいねい)」といいます。 「この干支だけであれば、日の目をみない境遇となる。」 これは宿命をみて、ぬかるみの程度を推しはかる必要があるという

          ◎己亥(干支番号36):(苦労を伴うことで世の中の役に立つ人)

          〇六十花甲子と守護神法 その7(一) (六十花甲子を守護神法につなげる!)

          守護神法のやや高度な見方になります。 手嶌 葵(てしま あおい、歌手) 1987.6.21女性  辛丙丁 辰丑午卯 巳癸  辛己  己丁乙  * この日干支は、辛丑で季節は冬。 ところが、これを守護神法でみると、午月で季節は夏。 火性の旺地です。 この関わりをどうやって見ていくかというと。 六十花甲子法テキスト辛丑日では、 『丑の湿土に立脚している辛金は、宝石の金であるから埋没する恐れがある。~冬に生まれた辛丑日は、火性の温暖を喜び、夏に生まれた辛丑日は水性の存在を第一とす

          〇六十花甲子と守護神法 その7(一) (六十花甲子を守護神法につなげる!)

          ◎己酉(干支番号46):(努力しがいのある人)

          己酉(辛):天貴星(鳳閣)   9-3 『入魂の場所・天貴星に座しているために、表面は吉なのであるが、瓦礫が混じる田土であるので、植物を植える所としては難がある。ゆえに己酉日を「稼穡の瓦礫」という。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の己酉日より一部抜粋) * *解説 己酉日は、従星が天貴星で自意識の始まり。 もの心がついた時代ですから未来に向かい人間として自覚の時代になるため、期待値は高く、表面上はりっぱな畑にみえます。 ですが、 小石が混じる畑であるために、作物を育てるに

          ◎己酉(干支番号46):(努力しがいのある人)

          ◎己未(干支番号56):(心広く器の大きな人)

          己未(丁乙己):天南星(龍高車騎貫索)   10-5 『未の土用は実る場所であり、味の場所であり、それが田園の土と同所に会座するゆえに「稼穡の豊穣」という。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の己未日より一部抜粋) * *解説 地支の未土は、夏の終わりで作物が実る場所です。 この「未」は、枝葉が繁茂している木の形で、その枝の先に実が付けば口にすることができることから「未」と「口」を合わせた漢字が、「味」。 未の土用は味の場所でもあります。 この日は、 己土、未土と上下共土性で

          ◎己未(干支番号56):(心広く器の大きな人)

          ◎己巳(干支番号6):(気位高いが穏やかでやさしい人)

          己巳(戊庚丙):天将星(石門調舒玉堂)   12-4 『この日をもって「嶺頭の畠」とする。 つまり高地にある燥土の畠なのである。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の己巳日より一部抜粋) * *解説 己土の巳火は、夏の乾いた畑ですが、ただの畑ではありません。 「嶺(りよう)頭(とう)の畠」としているのは、従星の天将星が頂上や頂点。 いわばトップの星を意味するので、ここでは平野部とは違って高原の畑と解釈します。 なので、 初夏とはいうものの、高原の気候は冷涼。 気温、気圧、湿土

          ◎己巳(干支番号6):(気位高いが穏やかでやさしい人)

          ◎己卯(干支番号16):(いろんな才能を秘めている人)

          己卯(乙):天胡星(車騎)   4-12 「天干が土性であるから、土の中に眠る卯木となる。 従って「土中の草根」といい、焼き尽くすことをもって第一の用法とする。~」 (朱学院算命学六十花甲子法の己卯日より一部抜粋) * *解説 己卯は、春の畑とみれば卯の中の乙木は前の年に刈り取られた草の根が残っている。 これを「土中の草根」という。 従って、それを取り除くには焼き畑にするのがいちばん。 これによって、 木灰ともなれば上質の肥料になるので、火性(丙火・丁火の玉堂、龍高)

          ◎己卯(干支番号16):(いろんな才能を秘めている人)

          〇六十花甲子と守護神法 その6(役に立たない守護神の場合)

          〇六十花甲子と守護神法 その6(役に立たない守護神の場合)

          ◎己丑(干支番号26):(幅広い才能を持っている人)

          己丑(癸辛己):天庫星(禄存鳳閣貫索)   5-10 『丑土は癸水を含んだ土であり、その湿土が田園の土である己土を支えているのであるから、一言で表現すると、水豊かな肥沃の田土といえる。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の己丑日より一部抜粋) * *解説 己丑日の己土は、丑土の中に癸水があるため、水分を含んだ土とされる。 この湿土が天干の己土を支えているので、水豊かで土地が肥え、農作物がよく育つ広々とした田畑といえます。 そもそも田園は、 丙火の太陽(玉堂星)と癸水(禄存星)

          ◎己丑(干支番号26):(幅広い才能を持っている人)

          ◎戊戌(干支番号35):(器の大きな人)

          戊戌(辛丁戊):天庫星(調舒玉堂貫索)  5-8 『天干の土と地支の土が連なり、上下共に土性である。ゆえに「雄峻の山」という。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の戊戌日より一部抜粋) * *解説 戊戌は、天地上下共土性です。 それで、雄大で高くそびえ立つりっぱな山といいます。 もし、 宿命に己土(石門)の透干と地支に午火(天将)があれば、 己土を裾野と見立て、かなりの広がりを持ち、 また、己土を小山とするならば、日干の戊土を目立たせることになります。 それに、天将が備わって、

          ◎戊戌(干支番号35):(器の大きな人)

          ◎戊申(干支番号45):(癒やし系の穏やかな人)

          戊申(戊壬庚):天胡星(貫索禄存鳳閣)   4-2 『申の二十八元中に壬水の禄存星・庚金の鳳閣星を兼ね備えているので、平穏かつ平和な命式である。ゆえに「平地の築山」という。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の戊申日より一部抜粋) * *解説 戊申は秋の山。 蔵干には、禄存の優しさや鳳閣のゆとりさなどからして、穏やかでゆったりとした小高い山です。 それで、 平穏かつ平和な命式であるとし、 「平地の築山」といいます。 加えて、 甲木・乙木があれば、実りの秋なので、 栗や柿、団栗

          ◎戊申(干支番号45):(癒やし系の穏やかな人)