見出し画像

壱岐 iki に魅せられた私の物語 第7話

壱岐に魅せられて5年。
今、私は壱岐の「関係人口」として生きています。

「関係人口」という言葉も知らなかった私が、5年前に愛知から東京に転勤してきて、どうして壱岐の関係人口になったのか。
壱岐をきっかけに多様な人々との関係が繋がり、どのように自分の人生が変わっていったのか。
副業も始め、壱岐で家を借りて、別荘兼一棟貸しを準備するまでに至った私の物語を、少しずつ整理しながら記していきたいと思います。

再び、壱岐に上陸 2019.11.23-27

「神の島 壱岐 千社デジタル化プロジェクト:
     神社にQRコードを設置し、デジタル御朱印のスタンプラリー」
提案したからには、市長の期待に応えられないものか。
島でお会いした皆様に、恩返しできないものか。
そして何より、何か心惹かれるふるさとのような壱岐に、もう一度行ってみたい。
ということで、初上陸から2カ月後に、再上陸するのでした。

再度の壱岐への上陸にあたっては、デジタル御朱印のスタンプラリーを実現するために、私の勤務している会社の関係会社でQRコードをビジネスにしている会社を巻き込むことからはじめました。

ちょうど、その会社も長崎市に新たな開発センターを構えるというグッドタイミングで、何か、運命を感じながら、担当者を一人つけてもらい、デジタル御朱印のスタンプラリーを簡易的に実現できるシステムを紹介してもらいました。そして、スマホでQRコードを読むとデジタル御朱印が送られてきて、どれだけのデジタル御朱印が獲得できたか分かるプロトタイプシステムの構築を行いました。

御朱印QRのイメージ

そして、これを壱岐市に持ち込むにあたり、ご縁をつないでいただいた三菱総研の松田氏と相談すると、
彼も、逆参勤交代を一過性のイベントにせず、「続けること、深めること、広めること。」を実行していきたいとのことでした。
そして来年度も壱岐市と連携し、「丸の内プラチナ大学壱岐分校」を設置して、受講生と共に市民も参加する仕掛けを構築していきたいといった構想を考えていたところでした。

彼の提唱する逆参勤交代の定着、継続のために、私のデジタル御朱印のスタンプラリーの構想は一つのテーマにできるはず、ということで、さっそく
松田氏とふたたび壱岐に行く約束をし、日程調整をしていただき、11月26日市役所との打ち合わせ、市長との会食とあいなりました。

日程が決まる中、壱岐での感動を私だけのものにしては、もったいない。と、11月26日を前にして、妻も一緒に壱岐に前乗り上陸し、「7社巡り」を実践してみて、デジタル御朱印のスタンプラリーの可能性を観光客の一人として探ってみることにしました。

郷ノ浦港でレンタカーを借りて、いざ出発。
まずは、7社の前に、月讀神社へ。
月讀神社と名の付く神社は、三重県の伊勢神宮の内宮の月讀神社、外宮にある月夜見神社、京都府の松尾大社傍の月讀神社がありますが、
なんと、ここが、それらの本宮!
本宮のパワーをいただき、7社巡りに出発。

月讀神社

続いて聖母宮。
三韓出兵を指揮した神功皇后を祀る創建1300年以上の歴史深い神社です。
宮、とついているだけに格式高く、古くは香椎宮とよばれ、福岡の筑紫香椎宮の流れをくむお宮です。

聖母宮

次は、本宮八幡神社です。
山頂へまっすぐ伸る、緑の木々に囲まれた参道が印象的です。

本宮八幡神社

その次は、箱崎八幡神社へ。
一の鳥居をくぐり、二の鳥居にむかう左側に桃のかたちをした手水鉢がある神社で、旧号を「海裏神社」「海裏八幡宮」と称し、壱岐における捕鯨業の始まりを知る貴重な資料となっています。

箱崎八幡神社

続いて國片主神社。
境内には「願掛け鳥居」という小さな鳥居が3つあり、ここをくぐって祈願する習わしがあります。

國片主神社

そして、伝統と格式を誇る、壱岐神社の総帥、住吉神社へ。
大阪の住吉大社をはじめ、下関、福岡の住吉神社と並び「日本四大住吉」と称される神社です。夫婦クスノキの大木も必見です。

住吉神社

続くは興神社。
昔、この地に壱岐国府があったと考えられており、かつては、壱岐國一の宮でした。

興神社

最後は、壱岐随一のビーチ「筒城浜」の近くに、巨大な白い鳥居が立つ白沙八幡神社。広々とした敷地の神社の森は、県指定の天然記念物です。

白沙八幡神社

これで7社。
島の北から南へ、次から次へと現れる神社。
7社以外にも、いくつもいくつも。
これだけでも楽しい。
ここでQRコードのデジタル御朱印のスタンプラリーができたら、なお楽しい。
妻も壱岐の魅力にびっくりの7社巡りでした。

そして牛さん。こんにちは。
いつか、あなたは、私たちの胃袋に。

壱岐牛放牧



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?