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教師はやはり大事

今回もこちらを読んで感じたことを。

本書では学力に与える効果量をさまざまな視点ごとに分けて整理し,その中の下位要素をさらに詳しく追及しています。

今回は深堀する前に,学力に与えうる要因を大きめに整理したいと思います。

本書では,それぞれの視点で研究されたさまざまな要素ごとの結果を下記のように考察しています。

基準値を上回るものと下回るものがほぼ同数
「家庭,学習者,カリキュラム,指導方法」要因
基準量を上回ることが多い
「教師」要因
基準量を下回ることが多い
「学校」要因
※基準量はd=0.4としたとき
※基準量についてはこちらで。

この結果から考えうることは…
①教師由来でどうにかできる可能性が高い
②しかも,個人での活動でも変動しうる可能性がある
③環境がどうのこうの言っている場合ではない
④やはり教員に課された責任は重い


いい面も悪い面もありますが,現代の教育を変えていく可能性はどの先生にもあるということです。

日本にはたくさんの素敵な先生がたくさんいるので,いいエナジーが生まれていけば,仕組みを変えなくても,どんどん良くなっていける可能性があるということですね。

とはいうものの,現在教育界を取り巻く様々な課題があるのもまた事実です。

仕組みが変わることで,私たち教員の意識や働き方が変われば,私たちの何かが変わっていく可能性はあります。
ですが,どんなに仕組みが変わろうが,いい方向に向かおうが,結局は教員自身が変わらないことには始まらないのです。

鶏か卵かの話をする前に,私たち自身が,できることからアクションを起こしていくことが,希望を見つけ出すきっかけになるのかもしれませんね。

お読みいただきありがとうございました。
誰かの「よりどころ」になりますように。


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