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新たな出会いと揺れる心、そして自分を探す日々

10月になり、お祭りの季節がやってきました。地元のお姉さんたちと一緒にお酒を飲みながら、思いっきり楽しんでいました。化粧もだいぶ濃くなってきていて、少しずつ外見にも自信がついてきた時期です。

その時、地元の大学のサッカー部にいたJ君が話しかけてきて、流れで連絡先を交換することに。正直、その瞬間は彼の顔をあまり覚えていませんでしたが、当時の私は他に好きな人がいたので、あまり他の人に興味がなかったんです。それでも、新しい出会いはどこか新鮮で、ちょっとワクワクしたのを覚えています。


J君との出会い

放課後、J君と会うことになりました。最寄りの駅まで彼が車で迎えに来てくれた時、彼の大きな四駆、エクストレイルを見て「なんかすごいかも」って思いました。彼は大学生で、しかも5つ年上。私にとって、年上で車を持っている大学生との出会いは初めてで、特別な感じがしていました。

その後、J君と海に行きました。普段とは違う場所で過ごすことが新鮮で、少し「大人の世界」に足を踏み入れたような気分でした。彼と一緒にいる時間は楽しかったけど、まだ何か安心できる感じではありませんでした。キスもなければ、体の関係もありません。それでも、私は勝手に「大事にされてるんだな」と思い込んでいて、彼が心配してくれているんだと信じていました。

その後、J君の家に行くことになり、一人暮らしの部屋に入った時、彼から「元カノのものがあるけど気にしないで」と言われました。純粋な私はその言葉を信じ、特に気にしなかったのですが、後になってその言葉が心に引っかかるようになりました。ただ、この時はまだ、その言葉の本当の意味に気づくことはありませんでした。


保健室での出会い

学校生活は相変わらずで、過換気症候群も続いていました。保健室登校も増えて、そんな時に3年生のO先輩と出会うことになります。保健室の先生がいない時に何度か顔を合わせて、自然と話すようになりました。しばらくして連絡先を交換し、ちょっとワクワクした気持ちもあったのですが、それ以上の感情には発展しませんでした。それでも、この出会いは私に少し自信を与えてくれた気がします。O先輩が卒業した後に一度だけ会いましたが、それ以上何かが起こることはなく、今ではどこで何をしているのかもわかりません。それでも、あの頃の小さな出会いが私にとっては特別な思い出です。


揺れ動く日々の中で

そういえば、昔はお姫様になりたかったな、とふと思い出します。ドラマみたいな出会いに憧れていたんでしょうね。でも現実は、保健室登校が続いて、遅刻や早退も増えていきました。J君との関係も続いてはいましたが、この先どうなっていくのかはまだわからないままでした…。

続く…

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