エル・カンターレに出会って


『光ある時を生きよ』   大川隆法著


第3章 「人生に勝利する詩」講義

「人々よ 成功をこそ夢に見よ
敗者は敗者の夢を見る 勝者は勝者の夢を見る
同じく夢を見るならば 勝者の夢をなぜ見ぬか
勝利の夢をなぜ見ぬか なぜ成功をこそ夢見ぬか
常によき夢見続けて 初めて勝利の時至る」
次の節では、「成功を夢に見よ」ということから始まっています。大いなる希望を、もっと具体的に表現しているのです。大いなる希望を抱くとは何でありましょうか。それは成功を夢に見るということでもあるのだと述べているのです。
「勝者は勝者の夢を見る」。すでに自分が人生に勝利していることを知っている人間にとっては、敗北ということはあり得ないのです。すでに勝利しているとは、自らが何者であるかということを知っているということ、自らもまた神の一部であることを知っているということなのです。それを知るということは勇気につながり、勇気が出るということは、すでに道は開かれたということであり、すでに道が開かれたということは、すでに成功は手中にあるということです。
同じく夢を見るとするならば、神の子として当然である勝者の夢を見よ。なぜ見ようとしないのか。なぜ成功を夢見ないのか。常によき夢を見つづけてこそ、初めて勝利の時がくる。
すなわち、ここには、単なる思いではなく、夢を持続させること、この意志の領域における持続がどれほど大事であるかということが述べられているのです。
成功するためには、「常によき夢を見続ける」という言葉を忘れてはなりません。
「人々よ 人生に勝利せよ 成功をこそ実現せよ
何のために悩むのか 悩んで道が開けたか
悩んで幸せになりえたか
悩みを丸めて投げ捨てよ 悩みを川に流し去れ
悩みのなかに真理なし 悩みの中に光なし」
次に「成功をこそ夢を見よ」という言葉をもっとはっきりと言い切って、「人生に勝利せよ」と述べてあります。さらには「成功をこそ実現せよ」と述べています。これがみなさんが命を持っていることの意味だと述べているのです。
さらにここでは悩みについて語られています。人生に勝利するためには、悩みの克服がいつも課題となってきます。
「悩んで道が開けたか。幸せになったか。神の子の自覚に気づき、そして決然として立ち上がったのであるならば、その悩みを消そうなどと思わずに、丸めて投げ捨ててしまえ」とあります。
「そんなことを悩んでいるひまがあったら前進せよ」と言っているのです。
悩みの中には真理はない、光もないーここまで厳しく言い切っています。
悩むという行為を続けるということ自体、自己愛に生きているということであり、ある意味での自己保存でもあるということを知らなくてはなりません。
その時間を他の人のため、もっと積極的なことのために使えたにもかかわらず、自分に対する消極的な愛し方ー悩みを愛するというようなあり方でもって、その時間を使ったということは悪である、と言っているのです。もっと大きな善を取れと言っているのです。

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