テーブルポップ。立つか座るか。
マジックの仕事の中で“テーブルホップ”と呼ばれる種類がある。
それは、食事やお酒等を楽しんでるお客さんのテーブルに行き、そこでマジックを見せる仕事である。
普段は普通のレストランですが、イベントの1つで、“テーブルマジックが見れます!”なんて事もあります。
それか、元々マジックを売りにしてる店もあったりします。
お客さんのテーブルに入るのですが、そこでもマジシャンによってやり方が違います。
開いてる席に座って演じる人と、席の横に立って演じる人。
僕は立って演じるのが好きです。
理由は…
◯動きやすい
◯死角が取りやすい
◯お客さんの席に座るのに抵抗がある
…と、いった感じです。
1つ目の“動きやすい”ですが、これは前後にも体を動かしやすいので、座ったままだと見せにくい手品も見やすくなります。
少し離れた席の人も、演者が立っている事で、見やすくなります。
2つ目の“死角”に関してですが、お客さんは座っているので、目線は一定の高さのラインのなり、それより上に行くと見えなくなります。
例えば演者が少し下がって、胸の前でデックを両手で広げて見ていても、お客さんからはデックの裏しか見えません。
これはお客さんと並んで座ると、演者の横に座っているお客さんからは、デックの表が見えてしまいます。
そういった感じで、死角が作りやすくなるので、個人的に好きです。
3つ目の、“お客さんの席に座るのに抵抗がある”は、例え四人座れるテーブルを二人で使っているとしても、その四人が座れるテーブルは、お客さんが使用出来る権利があるので、そこに従業員側の人が座るのはどうなのかと気になってしまう。
それと、隣に座るのは、初対面の人に、かなり近づくので、抵抗のある人も居てるだろうと思います。
確かに入る時に「隣に座っても宜しいですか?」と聞いてから座りますが、そうやって聞かれたら、心の中で抵抗があっても、仕方なく了解している人も居てると思います。
僕自身が隣の席に見知らぬ人に座ってもらうのが、あまり好きでは無いからかも知れませんが。
そうやって考えると、立って演じた方が演じやすいメリットもありますし、お客さんも見やすいかなと思って、立って演じる事が多いです。
まぁ、実際座って演じてた事もあるのですが、それはそれで良い点もあります。
テーブルのしたで密かに何かを準備したり、取り出すものを膝の上や足の間に挟んで隠して置くことも出来たりするので、手品的に楽な部分はあるのですが。
もし今後、テーブルホップをやる機会が有りましたら、今回のnoteを参考にして下さい。
今回、本当はルーティーンに関して書く予定だったのですが、また書いてるうちに違う内容になってしまいました。(^_^;)
実はこれ、よくある事なので、タイトルを1番最後に書きます。
『今回は!』と思って最初にタイトルを書いてから書きまじめたのですが、結局こうなってしまった。
ルーティーンに関しては、また気が向いた時書きます。m(_ _)m
読んで頂いて有難う御座います。もし、宜しければ、投げ銭のサポートよろしくお願いします!(^▽^)/