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クロースアップショーとテーブルホップの違い。2

 前回に引き続き、違いを書いていきたいと思います。

ショーをメインでしてる人は長い手順のマジックが多い。

テーブルホップをメインでしてる人は、手順の短いマジックが多い。

そこの差は何か?
僕の感じた事を書いていこうと思います。

 クロースアップショーは、お客さんは友達同士のグループでは無く、お客さん同士で会った事の無い人がほとんど。
言わば他人が集まってる状態です。
なので、静かに見てる傾向があります。

ショーの場合は、会場に着いてショーが始まると、例え退屈でも見る状況にあります。
逆に言えば、退屈でも見てくれます。

テーブルホップは友達同士や会社の仲良しグループだったりするので、気になった事などを言う事が多いです。

テーブルホップは、つまらないと見てくれない事もあります。
友達同士で話をしだしたりします。
1人目、2人目のと演者が入ってマジックをしますが、最初の2ネタ位見て後は友達と喋ってるなんて光景も何度か見た事があります。
余談ですが、こんな時でも僕はラストとして入ります。

ショーとホップの違いは見えてきましたか?

ショーの場合だと、お客さんは完全に見る体制なので、最後まで見てくれます。
最後まで見てくれるので、現象が起きるまで時間の掛かる手順でも見てくれるので、長い手順を演じる人が多いです。

ですがホップの場合は、長い手順を演じても、途中で飽きて見てくれなくなる可能性があります。
なのでホップをしてた人は、短くてインパクトのあるマジックを演じる機会が多くなります。
演じるテンポも、ホップ仕様のテンポになりますね。

ちなみに僕が短い手順が好きなのは、ホップの影響もありますが、違う理由もあります。これもまた、またの機会に。

 前回書いた、関東のマジシャンが関西でホップをする時、マジシャンは警戒するが、案外普通に演じる事が出来る話を書いておきます。

関東のマジシャンは「関西でポップって、大丈夫かな⋯。“混ぜさせて!”とか“手を見せて”とか色々言われるんじゃないかな⋯」と、気にするようです。
ですが、いざ演じてみると、そんな事は普通に演じれて、ホッとしてるかも知れません。
ゼロでは無いかも知れませんが、案外普通に出来ると思います。

これは理由は簡単で⋯

答えは“喋り方”です。

関西の人は「あ〜やって、こうやって」と注文を入れてくる人も中には居ます。
でもそれはフザケて言ってみてる事も多く、そうやって楽しくなるかもと思って言ってるパターンがあります。

ですが、それは関西の人が関西の人に対して行う独特な絡みであって、決して困らそうとしてる訳ではありません。
こんな事言ったらどうする?といった、イタズラ心と、一緒に楽しもうと言う気持ちもあったりして、結果、独特な絡みになったりするパターンがあります。

それが関東の人なら、少し喋った時点でイントネーションが違うので、関西人から関西人の独特な絡みが通じないかも⋯と言う心理があると思います。
まぁ、中には気にしない人も居ますが⋯。

そんな感じで案外普通に演技が出来ると思います。
だからといって、「関東から来ました」みたいな、ハッキリとした関東アピールをすると、逆効果になって、やたら独特な絡みが発生する可能性もあります。

まぁ、あまり気にせずに演じるのが良いかと思います。


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紀良京佑
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