“ネコかドラキュラか”について。
僕の演じてる手品の中で、必ずやってる物があります。
パーフェクトプレディクションシリーズです。
これは個人的に気に入ってるし、自分の中では、演じるのに欠かせない物になりました。(大きな発明だと思ってる)
大体お客さんの前で“シリーズ”と言っておきながら、一つしか見せないと言う、分かりにくい小ボケでもあります。
いくつかあるのですが、その中の一つが“ネコかドラキュラか”と言うものがあります。
9月にあったUGMのコンベンションでも演じました。
とある超有名マジシャンが「それ売ったら?」と言われました。
僕は『コレは売る様な物でも無いですよ…ははは…』なんて答えてました。
別の場所で演じた時の事。
またまた先程とは別の超有名マジシャンが来て「それ売って!」と来ました。
僕は『いやぁ~、売る様な物でも無いですよ』と答えたら、そのマジシャンが「コレはアイデアが素晴らしい」とあれだこれだとベタ褒めでした。
僕は予備を持っていたので、差し上げようと思ったらお金を置いていきました。
そのマジシャンが「このアイデアはすごくイイ!コレはアイデア料」と。
確かにアイデアではありますし、このデザイン(絵柄)は見ないと出てこないですから、それをこの様に手品(?)の形にしたのは、他の人は出来ない(しない)事ではあると思います。
他の方にも「売って欲しい」との声があり、販売しようと思いました。
ちなみに僕の使っている物は、手描きだったので、キチンと描き直して作りました。
細かい所ですが、この様な二択のパターンを利用した物はあるのですが、良くあるのは、“二択なんですが、こっちを選んで欲しい”と言うのがあります。
その辺りは選んで欲しいのを選んでもらう様にしないとイケません。
ですが、この“ネコかドラキュラか”は、どちらを選ばれても大丈夫なので、その辺りも演じやすいポイントかと思います。
前に書きましたが、お客さんは不思議な物が続いても疲れてしまいます。
まぁ、その辺りも今後、書いていこうと思いますが。
そんな時に、この様なマジックの様に見せかけて、フザけたネタは有効で、見てくれる切っ掛けになります。
この様なネタも探してみては如何でしょうか?