目指すとは と 演じる長さの話。
住んでる所から見える山を『登ってみたい!』と思ったことがありますか?
まずは、目指す方向を確認して、その方向に向いて歩いて行きます。
ただ歩いているだけではいけません。
ちゃんと足元も確認しないと、つまずいてしまいます。
かと言って足元だけを見ていると、他の人や何かにぶつかってしまう事があるので、前を確認しながら歩きます。
そうやって歩いていても、つまずく事もあれば、誰かにぶつかってしまうしまう事もあります。
周りに気を遣いながら歩いていても、フッと気が抜けた時に、つまずいたり、ぶつかってしまう事もあります。
特に急いでいると、ぶつかったりつまずいたりして、アクシデントに遭ってしまう事が多くなります。
そうやって歩いていて顔を上げた時、目指していた方向と違うところに居たりします。
つまずいたりぶつかってもイイからと、走る人も居ます。
ゆっくり歩いているのに、そういう人にぶつかる事もあります。
それでもまた方向を確認して、足元に気をつけながら、前を向いて歩いて行く。
目指すってそういう事。
人生ってそういう事。
手品が上手くなるのもそういう事。
何かを目指すのも自由。
目指さないのも自由。
歩かないのも自由。
走るのも自由。
休憩するのも自由。
僕は何かを目指してません。
頑張って進んで、辿り着いたところがゴールだと思っています。
何気なく思ってる事を書きましたが、手品の事も書きましょう。
ベテランのマジシャンが「このネタで10分もたせれるよ」加えて「若い子は1ネタが早いからねぇ」と。
マジックを演じ慣れてないと、お客さんとのやり取りも無く、練習していたタイミングで演じがちです。
1つのネタを長く演じるのも、慣れてくるとそうなります。
そういうネタを見たことあるのですが、ただ単に長いだけの物もありました。
1つのネタを長い時間演じる事がスゴイと思っているのかも知れません。
僕もお客さんの年齢が高かったら、少し時間をかけて演じる等、やってましたが、コレって実は年齢が関係無い事に気が付き、お客さんの雰囲気を見ながら演じると、丁度良い感じが分かりました。
短く演じるのも長く演じるのも、結局は演者のエゴ。
丁度いいテンポで演じたいものです。
『コレで丁度良い』と思っているのも、演者のエゴかも知れませんが。
お客さんの様子を見ながら、感じながら演じるのが良いと思います。
コレが出来るようになるには時間が掛かります。
焦らずゆっくり歩みましょう。
ちゃんと足元も見ながら。
たまに顔を上げてみて、ゆっくり歩みましょう。