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読むと本を10冊買ってしまう本

花田奈々子さんの【出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと】を読んだ。
こういうタイトルに出オチ感があるけれど内容が想像できると没入しやすくていい。
ジャルジャルのyoutubeのコントタイトルのようにオチを知っているうえで進む物語の予定調和を楽しむ感じだ。
この本の面白さを一言でいうと読みたい本が増える、これに尽きる。
読みたい本がないな~、今の気分にぴったりの本はあるだろうか、そんなわがままを本書は埋めてくれる素敵な本だ。
著者の花田奈々子さんが出会った人に本をすすめる話を読んでいると、間接的に本をおすすめされている錯覚に陥ってしまう構成が妙だと思う。
現に読み終えると私は真っ先に登場してきた本を片っ端からネット注文していたもの。

ここからは余談になるが、著者の花田奈々子さんは高円寺に蟹ブックスという本屋を営んでいる。
博識な花田さんのお店にどんな本があるのか、どんな本と出会わせてくれるのか、本書を読んだ私は花田さんのお店にある本なら面白いだろうなと漠然とした信頼を寄せている。
来週、高円寺へ行こう。


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