全SEOマン必携の書『強いSEO』がとても良い
結論、SEOコンサルタントであれば一度は絶対に目を通しておきたい一冊だと思います。
個人的には買って大正解でした。
こんにちは4年目SEOマンの加藤です。
今回はLANYの代表竹内さんが執筆された至玉の一冊『強いSEO』を読んだ感想を書いてみます。
何となくそうだと思っていたことをしっかり言語化してくれている
この本は曖昧な部分を言い切ってくれます。
SEOに100%の正解はありません。
プロジェクトを進める中で自分の力量不足で結果が出ていないのではないだろうか、と疑いたくなることも正直なところあります。
そんなとき、この本を読むことで同じ状況にあるのは自分だけではないのだと気づかせてくれます。
例えば、本書にこんな一文があります。
実際私も業務の中で多々経験しています。
立てた目標数値に対して上振れするときはポジティブな読み間違いですが、下振れする時はクライアントはやはりテンションが下がります。
そしてそれにSEO担当者自身が引きづられてしまっては、そこで試合終了です。
どれだけ前準備をしたり、プロジェクトが開始されてからクライアント理解をしていっても、下振れすることは誰しもある。
そういった前提で下振れしたときのカウンターをいつも袖に忍ばせておきたいと感じました。
またキーワード選定の方法もかなり具体的に記されており、今まで自分の中で「こうした方がいいだろうな~」とふんわり考えていたことを、LANYさんが先回りして言語化し、具体的な手順にまで落とし込んでくれていました。
この通りやったらそれは結果でるな、という感じです。
SEOコンサルタントの辞書として使える
このように気になるところに付箋を貼っておいて何度も見返して使うことができます。
本書にはサイトタイプ別のSEO戦略が紹介されています。
例えば以下のようなサイトです。
記事型メディア
データベース型サイト
BtoB型サービスサイト
店舗型のサービスサイト
SEOコンサルタントとして企業様のSEOを運用すると、様々なサイトの運用をすることになると思います。
私自身、商圏範囲が限られた地方のクライアント様のSEOを担当させていただく機会が多いので、店舗型サービスサイトの項目は大変参考になりました。
例えば、店舗型のサービスサイトが上位表示を目指す際に取るべき施策として、以下のような内容が紹介されています。
ここまで具体的に紹介されているので、あとはやるだけ、と思うことができます。
SEOを極めたくなる
また本書を読むことで、SEOへのモチベーションが向上しました。
ここまで突き詰めてSEOに向き合っている会社がいる、そしてそれを再現性の高いマニュアルに落とし込んでいる、という事実が自分のSEOに対するモチベーションをぐっと押し上げてくれました。
またSEOの具体的な手法だけでなく、SEOコンサルタントとして必要な考え方やスキル(LANYさんではソフト面のスキルと呼んでいるよう)も紹介されており、SEOを超えた「イチビジネスマン」としてもレベルアップしないと、、!と思わせてくれます。
この本を読んで以来、幅広く読書をしようと色々な書籍を読み始めています。
クライアントのために頑張ろうという気持ちになる
この本を読んで真っ先に浮かんできたのは、今自分が担当しているお客様のこと。
自分がSEOを担当していて、良い結果がでることもあるし、まだ分かりやすく結果が出ていないお客様もいる。
そんなお客様のためにしっかり数値という結果でお返ししたい。
そんなふうに思わせてくれる本でした。
SEOライターはこの本を読むべきか
SEOコンサルタントの方ほど、ライターさんは本書の内容に共感しない可能性があります。
細かいライティングテクニックというよりは、それを包括するもう1つ上のレイヤーの方に向けて書かれた書籍という感じです。
参考になる部分もかなり多いですが、どちらかというと、対企業向けに「SEOコンサルティング」というサービスを提供している方が読まれた方がより血肉になる内容の書籍かと感じます。
さいごに
『強いSEO』買って大正解でした。
SEOの具体的な手法が記されているだけでなく、SEO担当者として、そしてビジネスマンとして必要なスキル・能力に言及している本書はSEOコンサルタントなら必携の一冊になっているかと思います。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。
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