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外の光が届かないように
2月の頭に父親と東京の両国を散歩した。
というのも同窓会が東京であるからと寒波が止まない富山から少し薄めジャンパーでやって来た。
同窓会の翌日、宿泊した浜松町のホテルで一緒に朝食取ろうと言われたので、6時に起き、6時半に家を出た。
休みなのに朝早ぇと思ったけど、電車から見えた綺麗な朝焼けに心を奪われた。
朝食はバイキング。失礼ながら想像以上でも以下でもない。でもフルーツを摂取できて嬉ぴ。
葛飾北斎のゆかりの地を巡りたいというので、美術館に行き、その周辺を巡り、新幹線で帰る前に二人で東京駅地下の居酒屋で、おでんとお酒を楽しんだ。
お酒を飲みながら、「そういえば、同窓会の居酒屋の場所まで無事に辿り着いた?」と聞いた。
葛飾北斎ゆかりの地マップもネットページを印刷してくるほど、昭和スタイルなので。
すると、
「おぉそれが、場所が新橋だったんだけどよぉ、迷ってしまって、通りすがりの若いサラリーマンに教えてもらった」とのこと。
半年くらい前に新橋のガールズバーで、ボッタクリに近い金額を払ったから新橋に嫌悪感があったけど、その話を聞いて、ホッコリしたし、若いサラリーマンの方、親切に教えてくれて心からありがとうと伝えたい。
最近、こういう気付かなかった優しさを見聞きして発見することが嬉しい。
飛行機のドリンクサービスには、耳抜きの意味もあったこと。
角が丸い高層ビルは、デザインだけでなく、ビル風を緩和させるためであったり。
長い道路トンネルの出口に向かってわざとカーブさせているのは、逆光で危ないから外の光が届かないように設計されていたりと。
何となくの光景や当たり前に活用してる物も日々の暮らしを快適にしてくれる企業努力と優しさが詰め込んでいるかもしれない。