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子育てに必要なことは、みんな本から学んだ~『たまひよ』編~
好きな本や、心の支えになった本は、繰り返し読んでいる。中には2、3年本棚から動かないものもある。悩んだときや迷ったとき、どうしようもなくなったとき、本棚に並ぶ背表紙を見て、自分に必要な本はどれか、考える。
♧♧♧
前回、育児雑誌『たまごくらぶ』『ひよこくらぶ』(以下『たまひよ』)についても述べたが、今回もう少し詳しく書きたいと思う。
妊娠中の不安や産後のお世話について、全国のママさんのお悩み相談を読んでは、
「同じことで悩んでいる人がいる😭」
「こうしたらいいのね😊」
と何度も何度も読み返した。
特に助かったのは、「各社オムツの脚周り調査」(以下「オムツ調査」)という『ひよこくらぶ』ならではの企画。
正直「これ企画した人天才🎉」である。
赤ちゃんのお世話をしている人なら経験するであろう《おしっこモレ問題》
オムツが合わないのか、自分のやり方が下手なせいなのか、悩んだところでふと赤ん坊を見てみると、脚の付け根あたりにゴムの痕が…。
「オムツ調査」の記事を見てみると、各メーカーのオムツの採寸結果が写真とともに載っていた。我が家で使用していたメーカーは、他社と比較して「脚周りが細い」とある。
それを受けて、他社製品に変えてみたが、モレは変わらず。お尻も何だかかぶれうてきたようだ。そこで私は「オムツ調査」を読み直し、元々愛用していた「パ◯パース」のこれまでよりワンサイズ大きめを試してみることにした。
これが大当たり🎯
娘のオムツかぶれはきれいに治り、脚周りのゴム痕も付かなくなり、おしっこモレも解消した。
娘も私も、ストレスフルな日常から解放されたのだ🙌
♧♧♧
『たまごくらぶ』には、2歳児のイヤイヤ期にお世話になった。周りの子育ての先輩たちや、雑誌に掲載されているママさんたちの経験談。
どの話も当時の私には、悲鳴が出そうな内容だった。だが、逆にそれが良かったらしい。イヤイヤ期の壮絶な話に慣れていたせいか、イヤイヤ期とはこんなものだと思い込んだせいか、当事者となってもそれほど大変なことはなかった(と記憶している)。
ご多聞に漏れず娘も2歳になった途端、イヤイヤ期に突入した。何かすると「イヤーイヤー」と言っていたが、私は「あーイヤだね、そうだね」と返していた。
そうしていれば、(この子は何がそんなにイヤなんだ?)と悩む必要がない。おそらく、子どもは言語を発するようになって、自分の発したことに相手がどうするかを見ているだけではないだろうか。
そこで困ったり嫌な顔をしたら、(そうじゃない!)とまたイヤイヤしたりして。逆に、口では「あー困ったね、イヤだよね」と言ってもニコニコしていたり、動じていなければ(そうなんだよ)と、彼らなりに納得して気持ちが落ち着いたのではないか。
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不安なことが多かったので、手当たり次第に子育てに関することを、頭に詰め込んでいた。自分でもばかじゃないかと思うくらい、頭でっかちになるまで詰め込んだ。
しかし、頭でっかちのお陰で私は娘のイヤイヤ期を乗り越えた。
その頃の知識は、役目を果たした後、私の耳からぽろぽろ落ちていった。記憶と体にはちゃんと残っているけど。
なんてったって、これから経験することがまだまだあるのだから。