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シェヘラザード

 前回、とある企画に参加して音楽について語らせていただいたので、もう少しだけ続けようと思います。


ベリーダンスを習っていると、アラブ音楽をよく聴くことになります。

前回書いた通り、私は、小、中、高校と吹奏楽部に入っていたので、音を聴けばある程度はその楽器が何かわかるのですね。でもアラブ音楽は、ヴァイオリンとアコーディオン以外、全くわからないんですよ。聴きながら、これは一体なんの楽器の音なのだろう…??と考えてしまいます。あと特徴的なのは太鼓。ベリーダンスで使用する曲は、必ずと言っていいほど太鼓がリズムを刻んでいます。バチで叩くのではなくて、手の平で叩いたり指ではじいている、躍動感のある音色です。

調べてみたら、中東の民族楽器がたくさん使用されているみたいですね。いつか生演奏で聴きたいなあ。

で、今ベリーダンスレッスンでは「シェヘラザード」という曲の振り付けをしています。鳥のさえずりが入っていて、とても明るくて、朝っぽい曲です。
千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)のシェヘラザードとは全然イメージが違うから、ハテ?と首をかしげております。

ちなみに「シェヘラザード」とは。
wikiを引用しようと思ったら長いので、かいつまんで説明すると、

妻の不貞で女性不信になってしまったアラブの王様が、毎夜街の生娘と一晩を共にしては翌日その娘を殺すという残虐行為を繰り返していた。そんな暴君のもとへ自ら嫁いだ「シェヘラザード」。彼女は毎夜おもしろい物語を王様に話して聞かせる。王は物語の続きが気になり、シェヘラザードを殺すのを明日明日と伸ばしているうちに、ついにその残虐な心を捨てて、シェヘラザードとの間に二人の子どもをもうける。

みたいな話です。間違ってたらごめんなさい。


有名なもので、交響組曲シェヘラザードがありますが、あれは本当にアラビアン・ナイトをイメージして作曲されたようですね。

ヴァイオリンのソロがシェヘラザードの語りを表現しているらしいです。そう思いながら聴くと、なんだか感慨深いです。とても美しい旋律です。


シェヘラザードが紡ぐ物語はどんなものだったのでしょうね。アラビアン・ナイトを読んだことがないからわからないですが、さぞかしユーモアに溢れていたのでしょう。(なんせ命がけですからね!)
小説を書いてるとシェヘラザードを尊敬してしまうよ…。


 余談ですが、私はクラリネットを吹いていたくせに、クラリネットの音色があまり好きではありません。ヴァイオリンなどの弦楽器や、オーボエの音色にうっとりします。叙情的なビブラートに殺られるんだと思います。また何か楽器をやろうかなと思うけれど、もう楽譜も読めなくなってるので、ダメだこりゃ、です。
足腰が弱ってダンスが出来なくなったら、「ダラブッカ」という中東の太鼓を習おうかなと思う今日このごろ。

読んでいただきありがとうございました!












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