神田明神に初めて行った話
明日、2月3日は節分だ。
子供の頃は、親が鬼のお面をかぶって、それに対して「鬼は外!福は内!」と言いながら、豆をまいて、その後それを拾って(絨毯の上の分だけ)食べた思い出がある。
千葉県に住んでいる私は、年始のお参りはかなり長い間「成田山新勝寺」へ行っていた。
子供の頃は、そこで貰える紅白の”落雁”が嬉しかったものだ。
ここ最近は近場にお参りするところを変えたので、そこまで遠くへ行くことはなくなったけど。
成田山新勝寺では、祀っている不動明王が、常に鬼を追い払っているから「鬼は外」は不要で、豆まきの掛け声は「福は内」のみで有名。
ちなみに今年の豆まきは、NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演中の吉高由里子さん、柄本佑さん、岸谷五朗さん、吉田羊さんらが参加する予定だそうだ。
先日、ブルーノ・マーズのコンサートで東京ドームへ行った際、早めに現地入りして、いつかは行ってみたいと思っていた「神田明神」へお参りしてきた。
思ったよりも広くて、色んなものがぎっしり詰まってる印象だった。
Googleマップを見ながら行ったのだけど、裏側から登ることに。😅
この時はまだ、下から見える鳥居などから、そんなに大きくはないことを、想像力のなさで決めつけていたが…。
こちらが表からの入り口。
ここへ回るまでも結構な道のりだった。
中にもたくさんの鳥居や神様がいらっしゃって、どの建物も手入れされていてキレイだったし、お土産屋さんなどの建物も新しくキレイで、参拝者も多く、そういう状態を保持するのに十分な財力があるんだな~と思わせる豪奢なところだった。
そして毎回、神様にお参りする時には決まって、雲一つない快晴に遭遇する私(達)。
この日は、この後雷と雹が降る、とてつもない寒さに見舞われるのだけど、まだこの時はそんなこととは露知らず。😂
たくさんの人がお参りに来ているので、出来るだけ横に広がって少しづつ前へ、と場内の呼びかけに従って、ゆっくり前へじわじわ進む。
と、お面…??柔らかそうなマスク?を被ったような、布袋様と大黒様が両端に座ってらっしゃることに気づいた。
どうやら、何分か置きに立ち上がって、私たちに向かって「幸あれ!」とばかりに無言で鈴と小づちを振って下さる。
少しづつ前に進むので、その鈴を振る、霊験あらたかなお姿を目前で見たい!と思った私は、一応スマホでの録画状態を用意する。
こういう願いは、大抵聞き届けられるものなのだ。
一番前についた時に、ゆっくり自分の住所と名前とお礼と目標を心の中で呟いて、そして(さあ!)と思ったその時、それは始まった。
かなりリアルな大黒様と布袋様。
いかにも福福しい、お正月にぴったりな福の神。😊
何を合図にか、おもむろに2人同時に立ち上がり、右手に持っている鈴と小づちをしゃらしゃらしゃらと、細かく振りながら横に回して最後に上下に2回しゃん!しゃん!と降って、すーっとまた座られた。
スゴイ。👏
まるでお人形のように、一糸乱れぬ2人ピッタリとした動きの上に、座れば座ったで、今度は微動だにしない。
(中の人も、結構大変だなぁ)
今年はこんな貴重なものを目の前で見させて頂き、うちでの小づちまで降って頂いたし、幸先いい感じだ。😊
明日は節分。
神田明神では昨年度より、以前やっていた節分の儀を復活させているので、お近くに行かれる方は、お参り・見物されてはどうでしょう。
本格的に、有名人も招いて催しされるので、見ものでしょうね。