ミュージック・メディア
こんばんは、こまろです。😸
今日のお題は「はじめて買ったCD」について。
なんだけど…。
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CD。
今どきの子達は最初からi-tuneとか、MP3とか、Spotifyとか、音源を形として持ってない人の方が多いのではないだろうか…。
私は昭和の子だから、一番最初はレコードだった。😹
昨日丁度歯磨きの話を書いたばかりだけれど、確か小学校2年生の時に、大嫌いな歯医者に、母に連れて行かれた時に買って貰ったのが最初の1枚目。
私が歯医者さんの診察室の椅子に座ると、頑として口を開かなくて、困った母が、ちゃんと口を開けて治療したらレコードを買ってあげると約束してくれたのだけれど、、、。
歯医者さんも、なんとか治療をしようと、あの手この手で私の恐怖を和らげようとしていた。
手のひらの上であのドリルを回してみせて、「ホラ、怖くないよ」
ドリルの先からぴゅーと水を出してみせて、「ホラ、怖くないよ」
とは言え、実際に治療になったら、ガガガガ!と歯を削るんだってことくらいは、さすがに小学生なんだからわかるよ。笑
結局、1回だけ、口の中でお水を出してひゅーんって音がしただけで、口を閉じて、くるりと振り向いて椅子にしがみついてしまった。😹
結局先生は、「まぁ、永久歯じゃないですから大丈夫ですよ。」「本当に痛くなったら嫌でも口を開けるでしょう」と言って諦めた。
私はホッとした。
母は恥ずかしいやら怒りが静まらないやら。
それなのに、「レコード買ってくれるっていったじゃん😢」と言う私に、「結局治療しなかったじゃない😤」と怒りながらも、約束通り買ってくれた。
私が生まれて初めて買ってもらったレコードは、渡辺真知子の「迷い道」。
あの迫力あるイントロ。
最初の歌詞が「現在、過去、未来…」で始まるインパクトの強さ。
そして後半からラストにかけてのメロディーラインが激しく上下して、まさに「迷い道くねくね~」の歌詞にぴったりだった。
それまでの歌謡曲に比べて、(私にとっては)衝撃的で、全然違うジャンルだ!と、強烈に惹きつけられた。
2番の歌詞は「捨ててしまったわ、昔のプライドなんて~」で始まるのだけれど、その頃の私は「プライド」という言葉を聞いたことがなく、母に「プライドじゃないよね、スライドでしょ?」と聞いたら、笑って「プライドだよ」と答えられた。
じゃあ「プライドって何?」と聞くも、多分なんて教えたらいいかわからなかったんだろうと、今なら思うけれど、その時は適当に誤魔化されて、教えて貰えなかった。
CDが出てきてから…、結構たくさんのCDを買ったけれど、一番最初が何だったか、残念なことに覚えていない。
YMOだったような気も…するけれど。🤭
そして自分で働き出してから、世の中にMD(ミニディスク)が発売されると、その音の良さとコンパクトなところに惹かれて、CDからMDへと移行した私。
最初に買ったMDが表紙のお二人。
ピアニスト中村 紘子さんの「ショパン名演集」と
バイオリニスト五嶋みどりさんの「アンコール!」だ。
このころは、POPSもジャズも洋楽も、なんでも聴いていたけれど、音質の良いMDで聴くなら、と最初に買ったのが日本が生んだクラッシック界の天才2人だった。
MDって、こんなに小さいのにCD以上に曲数収録出来るんだよね。
大きさがわかるようにジュースのボトルを隣に置いてみたけれど。
ケース自体が約10㎝四方。
中身は約7㎝四方。(実際には横が数ミリ長い)
天才バイオリニスト、五嶋みどりさん。
多分日本では弟さんである五嶋龍さんの方が、CMに出ていたりしたのでご存じの方が多いのではないだろうか。
このアルバムの冒頭「パガニーニのアレグロ」これを聴いてみて欲しい。
この時、21歳。
11歳の時から世界で活躍してきた天才バイオリニスト。
もちろん文字通り”血のにじむような練習をして”だけれど、それだけではなく天賦の才能あってのこと。
彼女の奏でるバイオリンの音は、細く細く、極限まで細くすーーっと糸を引いたような弱い音を出しても、その糸が切れることはない、底に強靭な糸があっての柔らかさで、まさに唯一無二の、彼女にしか成しえない音を出す。
同じ曲を同じ機材で弾いたとしても、彼女の演奏”優雅な緻密さ”ならば、誰もが目を瞑って聴いていても、その違いが判るだろう。
誠に勝手ながら、私がバイオリニストで世界最高峰だと思っているのは、この五嶋みどりさんとアリーナ・イブラギモヴァさんだ。
もちろん、もっと他にもたくさん上手な人はいる。
けれど、クラッシック界の中でこれだけ緻密な演奏が出来る奏者は(クラッシック以外でも)、私の少ない知見・経験からはこの2人以外いない。
皆さんも、是非機会があれば、コーヒーでも飲みながら目を瞑って聴いてみて欲しい。♪
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お題からだいぶそれてしまってスミマセン😹
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