京町家との格闘をお話ししてみなさんと一緒に考えます
その10町家を作り守ってきた職人の技保存から使うそして作るへ
民家(町家)への関心は江戸時代からありましたが〔※1〕、本格的に注目されるのは失われるそれらを記録として残そうとしたときからで、1922年に出版された『日本の民家』〔※2〕を嚆矢とします。制度的には明治30年にその3・③で述べた神仏分離令(神仏判然令1868)が引き起こした廃仏毀釈の反省から「古社寺保存法」(1897)が定められ、「国宝保存法」(1929)も制定され,指定された民家もわずかにありましたが(旧国宝)