179 評価される音楽
久しぶりにオーディション的なものを受けた
的なものというか
しっかりオーディションだったけど
高校生いっぱいまでコンクールはコンスタントに受けてたし
大学に入ってからもいくつかコンクールは受けてきた
けどここ一年くらい競技としての音楽から離れて
良い音を出すことに専念してきた
もしかするとこの良い音はコンクールでは良くない音になるのかもしれない
けど自分が1番良いと思える音
心地の良い音楽を演奏することを目指してきた
そして今日
久しぶりに音楽で評価を受けた
結果はまだ分からないけど
きっと奮わないだろう
というのも多分評価するとなると嫌われる音楽だ
そしてそこで感じたのは
音楽を評価されるのはもう懲り懲り
だということ
久しぶりにあの異様な空気を感じた
こんな偉そうなことを言える立場ではないのは
百も承知だけど
やっぱり音楽って評価されるためだけのものではない
そればかりを気にしてると
良い音も出せないし
意思がなくなってくる
これをおよそ10年続けてた過去の私
どうかしてる
よくあんな環境の中で精神状態を保ってたと思う
自分が良いと思う音
五感に染みる音楽
心地の良い空間
これを作っていって
受け入れてくれる人が1人でも増えたら
それ以上の幸せはない
やっぱり私の性格上
評価されるクラシックを弾き続けることは
無謀に近いのかもしれない
♪I’ll Close my eyes/Blue Mitchell