2年ぶりに「花束みたいな恋をした」をみて。
つい最近友達のストーリーで、花束みたいな恋をしたがアマプラで見れるようになったことを知った。
花束みたいな恋をしたを最初に見たのは、高校卒業して浪人生となることが決まったころで、3月の終わりだったと思う。
浪人生となって予備校に入る前に最後の息抜きだと思って、受験期からずっと行きたいと思っていた映画に、初めてのソロ映画に挑戦した。
当時の細かい感想とかは覚えていないけれど、ただストーリーに泣いたという記憶だけはある。
そのころは今の恋人に好きを伝えられず卒業してしまったという思いと、でも浪人するのだからそんなことにうつつを抜かしている場合じゃない
っていう感情に挟まれていて今とはまた違った気持ちだった。
やっぱり大きく違うのは、その時は18歳になりたてで、恋人もいなかったこと。今ではもう20歳になって、むしろ21歳に近づいているし、恋人とも付き合って2年経った。
今回花束みたいな恋をしたをみて、まず思ったのが就職という現実。
僕と恋人は年齢こそ同じだけれど、僕が浪人しているから、恋人はいま大学3年生でもう4年生になる。
社会人になるのも近いし、かと言って自分も来年にはインターンやら早期選考やら就活のことも考えなきゃいけない。
昔は麦くんの現実を見て、お金を稼ぐっていうのがあたりまえのことでみんなそう思うのだろうなって思ってたし、今もそう思う気持ちはある。
でも絹ちゃんのやりたいことだけやっていたい、っていう気持ちはいまの方がより分かるかもしれない。
なんていうか就職が現実に見えてくれはくるほど、今までと同じでいたいって思ってしまう。
でもやっぱりお金も恋人と一緒にいるには必要なことで。
劇中はその葛藤が2人の間にあったけれど、それが自分の中だけで葛藤してる感じがある。
麦くん絹ちゃんは4年のお付き合いで結果的にお別れを選択していたけれど、
長さじゃなくて結局はどう生きたいかの価値観のすり合わせでしかないんだなって。
長く付き合ってるとお互いのなんとなくの考えとか好みとかは分かってくるとおもう。
でもこれからどう生きたいか、とかお金にどれほど重きを置くかとか、劇中にはない描写だけれど子どもは育てたいかとか
そういったことが結婚につながってくるのかなっておもった。
いま大学2回生の20歳で、こう感じているけれど、就職が決まったり、彼女が社会人として働き始める2年後、
また映画を見てどう感じるだろうか。
そのときにこの文章をみて自分はどう思うのかな。
きっとまた変わるのだろうし、定期的に見続けたいし、恋人の感想も聞いてみたいなって思える
そんな2回目の 花束みたいな恋をした、でした。
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