大人になった'つもり'の自分へ
遠距離恋愛をスタートしてもう2年と5ヶ月になる。
遠距離をスタートする前の自分は、正直遠距離には向いていないと思っていた。
連絡はたくさん取りたいし、デートだってたくさんしたい。
デートまではいかないにしても会える時間があるならば会いたいし、電話だってしたい。
遠距離っていうお互いにすぐには会えないし、何してるか分からない状況だと連絡とかもたくさんはとれないしって思っていた。
だからこそ自分にとって遠距離はすごく大変なことで辛い気持ちになることもあるんだろうなって。
でも実際やってみて、彼女は自分のやりたいこととかやらなきゃいけないこともあるだろうに
たくさん連絡をしてくれていてとても愛を感じれたし、たまに会えるときは月並みだけれど何倍何十倍も嬉しかった。
遠距離じゃなきゃきっと得られなかった感情だろうし、マイナスの側面だけじゃなくてプラスのことに目を向けられるようになったのも彼女のおかげでもある。
彼女は自分よりも大人だなとずっと思っているけれど、こうやって振り返ってみてもそれは変わらないし、だからこそほんのちょっとだけれど自分も大人になれた気がしている。
それと同時に、大人になった「つもり」の自分がいることも感じている。
プラスの面に目を向けられるようになったっていっているけれど、マイナスを気にしなくなった訳ではなくて。
要はマイナスを見たくないがためにプラスを考えようとしているのかなって。
別にそれでいいとは思うけれど、そういうネガティブなものを打ち消すためのプラスって、大人じゃないんじゃないともおもってしまう。
これが自然とプラスのことしか考えなくなったらそれは大人になった、って言えるとおもう。
でもじゃあ今、遠距離が嫌でやめたいのかって言われるとそうではなくて。
やっぱり遠距離の終わりじゃないかもしれないけれど、区切りをつけられるかもしれないタイミングが見えてきているのもそうだし
遠距離はこういうものだって少しずつ「大人」になって受け入れられるようになったのかもしれない。
でももしかしたらそれも「つもり」なのかもね。
「つもり」だとしても、遠距離が続いているのは慣れてきたのもあるし、お互いが頑張ってきた証だろうし
なにより自分目線では彼女のおかげだなあと思っている。
不安になっていた自分にたくさん愛を伝えてくれた彼女にはほんとうに感謝しかないし
これからの人生でそれ以上の愛をとどけたい。
「いつもありがとう」
遠距離になって、何度もこの言葉は伝えてきたけれど
この言葉を日常で言えるようになったことだけは
「大人」になったと自信をもって言える。
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