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✏️ ゲント大学での学業について 📚

こんにちは〜はじめまして、りほと申します、!

今回の記事では、ゲント大学での学業にまつわる基本的なことについてご説明いたします!

日本の大学から1年間の交換留学としてゲント大学に来ている学部生目線での話になるので、大学院やインターン、そのほかのプログラムで来られる方には当てはまらない内容もあるかと思います。ご了承の上、お読みいただけますとうれしいです!

①授業について 📖

授業は基本的に1週間に1回1コマ3時間の授業で、途中に10-15分の休憩があります。(個人的には、1コマ75-90分に慣れているのでしんどく感じます😵‍💫)

ヨーロッパに限らずですが、学部(バチェラー)卒業後に大学院(マスター)に進む人が多いので、バチェラーではとにかくレクチャー形式でインプット!が多い印象です。

ゲント大学は複数のキャンパスが市内のあちこちに散らばっていて、それぞれの学部ごとにメインとなるキャンパスがあります。時間割で連続する授業が、それぞれ別のキャンパスである場合は、移動時間も考慮して最終的に履修する科目を選んでいくことも必要です。

中には1900年代初期に建てられた建物もあり、タイムスリップしたかのような不思議な感覚で授業を受けられる教室もあります、、

出典:Campus Rommelaere

授業の規模感としては、授業によりけりで、100-200人キャパの大講堂で受けるものもあれば、30人ほどの普通教室で受けるものもあります。

授業への出席が直接的に成績に影響するシステム(いわゆる出席点のようなもの)はなく、中には授業を受けるよりも自主学習の方が向いているから授業に行かないというような生徒もいます。日本は授業に出席しないと単位をもらえないこともあるので、こういう違いはおもしろいな〜と感じます。

②履修について 💡

ゲント大学の授業は、基本的に1授業5単位のものが多いですが、授業時間やレベルによって、3〜6単位の間で変わる場合もあります。交換留学で来ている場合は、1学期で履修すべき単位数は20単位以上と決められていて、20〜30単位の中で履修を組んでいる人が多いイメージです。

履修科目の中でも、全体の少なくとも半分は、ゲント大学での所属学部から取らないといけないというルールがあると思います。例えば、Faculty of Arts & Philosophy に所属していて、30単位を取ろうと考えている場合、最低でも15単位はコースコードが【A】から始まるもの(例:A002931)を選ばないといけないことになります。(詳しくはゲント大学からメールでお知らせされるかと思います。)

上記のルール以外では、わりと自由に授業を他の学部からも選べます。基礎知識が少ない学問の授業を履修することはチャレンジでもありますが、留学の醍醐味でもある気がします。ものによっては、学部生でありながら、マスター向けの授業を履修することも可能です!

留学申請の際にゲント大学に提出する Learning Agreement には、履修予定の科目を記入する欄があるかと思いますが、この時点ではひとまず興味のある授業をすべて記入するといいと思います。

実際の授業のスケジュールが掲示されるのは、【前期】8月中旬【後期】1月中旬頃なので、授業同士のタイムコンフリクトで、取りたい授業がすべて取れないことも多々あります、、

③試験について 📝

授業期間が終わると、まる1ヶ月ほどの試験期間に入り、この1ヶ月の中で授業ごとに試験日程が設定されます。日程がバランスよく散らばれば、十分に準備して試験に挑めますが、1ヶ月の中の1週間に集中してしまったり、連日試験があったり、、こればかりは運で決まってしまいます。

試験の回数については授業によって変わるので、試験期間で実施する【1回の試験がすべて】というものもあれば、【中間・期末】のように授業期間のうちに1回、試験期間に入ってからもう1回というように試験範囲を分けるものもあります。

試験形式については、シラバスに記載している授業も多いので、履修科目を決める際の参考にすることをおすすめします!

*さまざまな試験形式

  • 対面、オンライン

  • オープンブック、クローズドブック
    (オープンブックとは、授業メモや教科書などの資料を持ち込んで受けることのできる試験のことです。授業内容を暗記するのではなく、その知識を応用して答えるような記述式の試験は、オープンブックの時があります。)

  • マルチプル(選択式)エッセイ(記述)

  • オーラルテストの有無

授業によっては試験を実施せず、グループプレゼン、レポートなどで成績が決まる授業もありますし、これらに加えて試験を実施する授業もあります。それぞれの課題や試験がどのくらいの比重で評価されるかもシラバスには書いてあることが多いので、ぜひ確認してみてください。

初回の授業で試験について説明してくれる教授も多いので、「この授業気になるけど課題・試験が不安だな…」というようなものは、とりあえず初回の授業に行って話を聞いてみるといいと思います!

ちなみにゲント大学での成績の付け方は、全体を20点満点として、10点以上を取ることで授業をパスすることができます。現地学生でも20点満点を取ることはほとんど不可能なようで、留学生は10〜14点を取れればよいと言われているみたいです。

*リテイクについて

後期の試験期間が終わると、3ヶ月ほどの長い夏休みに入りますが、途中で1ヶ月ほどの再試期間があります。ここでは、フェイルしてしまった試験の再試を受けることができます。しかし、再試を受けられるチャンスは1年に1度、アカデミックイヤーの最後にしかないので、留学生(日本人に限らず)は受けない、受けられない印象があります。

④大まかな1年間のスケジュール 🗓

*()内は2022-2023年のアカデミックイヤーの日程

【前期】
9月末(9月26日):授業開始
12月中旬(12月16日):授業終了
+クリスマス直前頃(12月19日〜23日):1週間のキャッチアップウィーク

1月2週目〜2月頭(1月9日〜2月3日):試験期間

2月頭から10日間ほど(2月4日〜12日):前期と後期の間のお休み

【後期】
2月2週目(2月13日):授業開始
4月頭から2週間ほど(4月1日〜16日):イースター休み
5月下旬(5月19日):授業終了
+5月最終週頃(5月22日〜26日):1週間のキャッチアップウィーク

5月末〜7月頭(5月30日〜7月7日):試験期間

7月頭〜9月末(7月8日〜9月24日):夏休み
+8月中旬〜9月中旬(8月21日〜9月15日):再試期間

*キャッチアップウィークとは…

何らかの事情で授業がキャンセルになった場合や祝日などで授業回数が少なくなってしまった場合に、キャッチアップウィークを利用して振替授業を実施する場合があります。授業によっては、振替授業をしない代わりに扱う内容を減らしたり、試験範囲を狭める教授もいるので、一概にすべての授業で振替を実施するというわけでもないです。

今回はゲント大学での学業にまつわる基本的なことについての記事でした!

次回は、学業の中でも「授業」についてのより詳しい記事:実際に履修した・履修している授業の内容や、受けてみての感想などを、文系・理系の2回に分けてご紹介いたします!

ではまた〜!


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