隣からの視線過剰意識型の排尿恐怖症
早速ですが、質問です。
あなたは小便器使用時、「隣からの視線」を意識してしまうことはありますか?
yesの方は、隣からの視線過剰意識型の排尿恐怖症かもしれません。
このタイプの方の特徴として、
・小便器に密着して用を足したいと感じる
・離れた所に人がいるだけなら用を足せることがあるが、隣に人がいると用を出せない
・下の画像のような隣から見えやすい小便器で、実際に見られていなくても見えていないかを気にする
などがあります。どれかの特徴に当てはまらないでしょうか?
1 このタイプの男性の心理的特徴
①一般的な男性のトイレにおける心理
確かに中学校などでは、わざわざ隣から身を乗り出して覗いてくる人もおり、小便器に密着して用を足す人が多いでしょう。
しかし、思春期を過ぎるとそんな身を乗り出して覗いてくる人もいませんので、ほとんどの人は隣の人の視線などあまり意識しません。だから、衣服を脱がずに用を足せる小便器間には仕切りがつけられていないことが多いのです。
そのため、大学、職場、駅などの男子トイレでは、無意識なまま小便器からある程度離れて用を足してしまい、知らずうちにこぼしてしまう人多く、「一歩前へ」という標識をよく目にしますよね。
② 隣からの視線を過剰意識してしまう排尿恐怖症の人の心理
一方で、このタイプの排尿恐怖症の方は、隣からの視線を過剰に意識しています。そのため、「小便器に密着して用を足したい」と思う心理を持ったり、隣に人がきた途端緊張して排尿できなくなってしまうのです。
本記事では、このようなタイプの人が「私が排尿恐怖症を克服した方法」に書いた基本に加えて、さらに追加でやるべきことについてのアドバイス記事を書きます。
2 心理の本質。実はそんなに単純な話ではない
さて、このような隣からの視線は、実はある考え方を変えるような練習をすることで、気にならなくなります。
隣からの視線恐怖型排尿恐怖症の人は、隣の人に排尿や陰部を見られたくない、という心理から小便器に密着して隠したいと思ったり、隣の人の視線を気にして緊張して排尿できなくなってしまうと思います。
しかし、よく考えるとこれは不思議な心理です。
銭湯や温泉を考えてみて下さい。
銭湯や温泉も、裸になります。それを恥ずかしいと思う人はあまりいないでしょう。また恥ずかしい人がいたとしても、別にそれにより緊張して銭湯で歩けなくなるなど正常な身体の動きに支障が出る、なんて方はいないでしょう。
つまり、陰部を見られるのが恥ずかしいから排尿恐怖症になった、とかそんな単純な話ではないのです。
しかし、隣からの視線過剰意識型の排尿恐怖症の人は、トイレでは隣から見られるか気になり、緊張して排尿できないと思います。
これは、何故でしょうか?
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