長年排尿恐怖症に苦しんだ私が、わずか8日で排尿恐怖症を克服した方法
〜2月27日 23:30
周りに人がいる、ただそれだけで尿が全然出ない…。
それが、私が10年以上苦しんだ「排尿恐怖症」です。しかし、私は、ある日から心理学を取り入れた取り組みで、わずか8日間で簡単に排尿恐怖症を克服しました。
排尿恐怖症はかなり稀な恐怖症のため、排尿恐怖症の克服方法について書かれた本など皆無です。
そこで、少しでも力になれればと思い、今回私が排尿恐怖症を克服した方法の記事を書かせて頂きました。
※この記事は男性向けです。女性向けは下から
1章 私の排尿恐怖症
1 排尿恐怖症の始まり
私は中学のとき、急に混雑したトイレの小便器だと、緊張して排尿ができなくなりました。
同級生は連れションとかをする中、私は一人だけ誰もいない体育館のトイレを使ったりして、何とか乗り切ることができていました。
しかし、こんな状態でその後困らないわけがなかったのです。
2 個室が少なかった会社のトイレ
まず、大学受験ではトイレで尿を出せず、失敗の一因になりました。さらに、職場のトイレ事情によっては毎日困ることは言うまでもありません。
就職して最初の職場はトイレが空いていて大丈夫だったのですが、2つ目の職場のトイレは1箇所のみ。しかも個室は1つだけだったので、よく個室の順番待ちの人がいました。
しかし、個室を待つ人は小便器で用を足す人の真後ろで待つことになります。
これでは運良く隣に人がいなくても、私は小便器ではほとんど排尿できませんでした。
トイレから人がいなくなるタイミングなど中々なかったため、私は毎回個室の順番待ちをするか、ビル外のトイレに行くようにしてました。そうすると毎回のようにトイレ休憩に時間がかかります。ついに上司から毎回私だけトイレ休憩が異常に長いと注意されてしまったのです。サボっていると思われたのでしょう。
それ以降、トイレに人が少なそうなタイミングばかりを考えて、仕事に集中できなくなったのでした。
3 自分だけ毎回個室を使うので、変に思われたり恥をかく
小学校では個室に入っただけで大便だとからかわれるように、普通男性が個室を使うのは大の時だけです。だから、個室を使うことは少なく、使用時間は長いのです。
しかし、私は会社で排尿でも個室を使うことになり、頻繁に個室に入って、小だけ済ませてすぐ出てくるわけです。
学校や会社で、そんな男性を見たことがあるでしょうか?
勿論そんな人は周りにおらず、私だけでした。
当然、変に思われることは言うまでもなく、実は女性なのではとか、よほどモノが小さいとか、勝手に様々な憶測を陰で噂されてるのを偶然聞いてしまったこともありました。
特に嫌だったのが、毎年の健康診断です。社会人以降、健康診断の検尿は健診センター等の採尿用トイレでその場で採る形だと思います。
しかし、普通男性の小は小便器ですから、男性採尿用トイレには小便器しかない健診センターも多いですよね。小便器で並んで排尿できない人がいるなんて想定していないのでしょう。
私も尿を採ろうとしましたが、中々人がいなくなるタイミングなどなく、私はずっと出せませんでした。受付で事情を説明しても同様の人は他にいないようで中々理解されず、女性の検尿用に使われていた多目的トイレに案内され、一人だけ女性に混じり並ぶという恥ずかしい思いをしました。
やはり自分だけできないのはさすがにおかしいぞ、と思い調べた所、自分が排尿恐怖症というかなり稀な恐怖症だと知ったのでした。また、今後子供ができた時子供と連れションできないお父さんなんて聞いたことがありません。日に日に克服したいという思いは増すのでした。
4 排尿恐怖症は、膀胱などに悪影響を及ぼす
排尿恐怖症は排尿したくでも排尿できないのですから、膀胱などの臓器に悪影響を及ぼしてしまう人も多いことは言うまでもありません。
私も一度そのような事態になりました。
ある人が多いイベントに、友達と行ったときのこと。トイレはどこも混雑しており私はトイレを我慢していたのですが、どうしても我慢できなくなり、友人とトイレに向かいました。
混雑した場所のトイレあるあるですが、男子トイレの個室は数も少なく使用時間も長いので、ものすごく混むのです。私だけのせいで友人を何十分も持たせるわけにいかず、小便器を使うことにしました。
しかし、周りに沢山の人がいると、漏れそうでも尿が出せず、その後排尿を異常に我慢するしかない状態に。
1時間後、ようやく個室で排尿できたのですが、膀胱が損傷したのか血尿になってしまったのです。
それ以降、人が多いイベントには行かなくなりました。
5 排尿恐怖症をずっと放置してしまい、悪化
排尿恐怖症は、排尿できない経験による不安が長年積み重って、徐々に悪化してしまうことが多い恐怖症です
筆者も、排尿恐怖症になり約10年後。
周りに人がいなくても「早く尿を出さないと。でも人が来るのではないか」という不安から、周りに人がいなくても排尿しにくくなってきたのです。
排尿恐怖症が悪化すると、人の気配により個室でも排尿できなくなる方は多くいます。その1歩手前まで来てしまった感じがありました。
これまで散々色んなことに困ってきたのに、さらに悪化すると困る…。「何とかしないと取り返しのつかないことになる」とやっと危機感が芽生えたのです。
6 排尿恐怖症への対処
さて、排尿恐怖症は別に身体の病気ではなく恐怖症ですので、泌尿器科に行っても手術などで解決する問題ではありません。
これが厄介な所なのです。
一方で心理から治そうとカウンセリングに行って話を聞いてもらっただけでは治るわけもなく、私も1時間1万円という比較的安いカウンセリングに行きましたが無意味でした。
しかも、かなりマイナーな恐怖症のため、克服した経験のある人も少ないでしょう。
だから結局治すことを諦めて、恐怖が出るトイレを避ける、つまり人が多い場所に行くのを避けたり、職場を変えるなど色々制限して生活している人がほとんどというのが現実なのです。
しかし、私は一生排尿恐怖症のままなのは絶対嫌でした。排尿恐怖症をきっかけに大学で心理学を猛勉強していた私は、ある心理学的な観点から、独自のアプローチで克服を目指すことをしてみることにしました。
すると、8日後。なんと、見事に混雑したトイレでの排尿に成功、排尿恐怖症を克服できたのです。
克服すると、「以前は何故周りに人がいるだけで出なかったんだろう」と、逆に昔が不思議な感覚になりました。
トイレの不安などない生活は本当に楽で、もう仕事や健康に影響が出ないな、と安心したのでした。
そこで、当時の私と同じように、「一生排尿恐怖症のままは嫌だ」、と感じてる人はいるのではないかなと思い、私の経験を時間をかけて文章にまとめたので記事にすることにしました。
私は以前排尿恐怖症の方々にカウンセリングをやっていたのですが、多くの方からこの方法で改善した報告を受けていたので、自分で言うのも恥ずかしいですが結構良い方法だと思っています笑 人間は癖に従う生き物なので、様々な癖を利用して治す方法なため、多くの人に有効となっている理由だと考えてます(一応ちゃんとした心理学的な裏付けから、8日間を通してどのように改善されていったか、に至るまで超詳しく書いてるので分かりやすいとは思います)。
申し訳ないのですが、この方法を考えるまでの勉強&執筆に何年も努力したため、2章途中~13章は「飲み会やボウリング1回分ぐらいの料金」とさせて頂きます…!すいませんが、カウンセリング0.5回分ぐらいなのでご了承下さい…!
(追記)ついに50フォロワーを達成し、非常に沢山のいいねも本当にありがとうございます。書いた当初は排尿恐怖症の人は少ないのに読んでくれる人はいるかな?と思っていたので、想定以上で本当に嬉しい限りです。
今後とも、「この記事で改善/克服できた!」という方は是非いいねをして頂けると嬉しいです (先日から新しくできた高評価でも…!)
一応、頂いた主なご質問に回答しておきます。
【注意】入試などの直前に購読したという方多いですが、さすがにこの方法でも1〜2日程度での克服は聞いたことがなく、お役に立てないと思います。購読される際は、その点を予めご了承下さい。入試など生活のお悩みについては、以下の記事でも回答しています。
2章 3プロセスで排尿恐怖症の克服に簡単に成功。克服出来た理由を心理学的に解説
1 他の恐怖症との違い
まず私が感じたことは、排尿恐怖症は他の主な恐怖症とは異なる、特殊な性質の恐怖症のため、ネットに書かれているような他の恐怖症の治し方は全く参考にならなかったということです。
排尿恐怖症は何が特殊であるかを説明します。世の中には、様々な恐怖症があります。例えば、高所恐怖症は、高いところに恐怖を感じる恐怖症です。また、腹鳴恐怖症は、会議中や講演会など大勢の人の前で自分のおなかが鳴るのではないかと心配になる恐怖症です。電話恐怖症は、電話をとることを怖いと感じる恐怖症です。
これら他の恐怖症は単に何かが怖いだけです。これらの恐怖症の克服とは、自分が怖い何かを怖がらない状態がゴールです。
しかし、排尿恐怖症はまったく異なります。排尿恐怖症は、別に排尿が怖いわけではなく、排尿したいのに排尿できないという身体が思う通りに動かなくなる恐怖症です。
つまり、「身体を思う通りに動かすのはどうしたらいいか」という観点から心理学の理論を参考にする必要があると感じていました。
そこで行ったことが、この後に述べる3つのプロセスです。
2 排尿の仕組みと排尿できない理由
さて、3つのプロセスの説明のために、まず排尿恐怖症の方はどのようなことが起こっているのかを解説しておきます。
この仕組みを解説すると、実は人間は排尿時以外では無意識のうちに今は排尿してはいけないという命令を出しており、排尿時は、
① 心理 (排尿してはいけないという命令の解除)
② 身体 (膀胱が縮み、尿道括約筋が開く)
という2段階のプロセスを経て排尿が行われます。
そのため、通常人間は「排尿したい!」と思うと尿を出すことができます。
しかし、排尿恐怖症の方が排尿したいと感じても、排尿を開始できないのは、一体何故なのでしょうか?
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2月13日 22:30 〜 2月27日 23:30
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