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BlueALSAコントロール法

BlueALSAはコンパイルないしsynapticからインストールするだけでは

全く使い物になりません。

まずアプリの設定です。

それについては以前、

のところに記載いたしました。

それでもまだ簡単には使えないところがこのBlueALSAの困ったところです。

しかし、それにもかかわらず私がここまで頑張るのは、そして

これを伝えようとしている

のはひとえに

音が素晴らしいから

です。

AndroidとかiPhoneあるいはWindowsやMacなどの音に満足して

いただきたくないからです。

また

専用の超高級といわれるBluetoothオーディオ機器

なんかに満足して頂きたくないからです。

このBlueALSAはそれだけの力を持っています。

それをみなさまにぜひとも知っていただきたく、体感して納得して頂きたく

一連の記事を一所懸命に書き綴っております。

できれば後世に残したいと願いつつ‥。


それではさっそくBlueALSAのコントロール法を。

もちろんBlueALSAはコンパイルないしはsynaptic package managerで

インストールしあって、設定などすべてこのサイトに準じて

整っているものといたします。


まず使用するbluetooth機器の設定です。

ターミナルを用いて

sudo nano /etc/asound.conf

で設定します。上記打ち込みますと

default.bluealsa {


の下方に

device

の記載があって、その後ろにbluetooth機器特有のアドレスが入力されて

いるはずです。このアドレスをこれから使用する機器のものに変更します。

例えば

12:03:00:00:06:A1

といったふうにです。このアドレスは

Bluetooth Devicesアプリを使って探すか、

ターミナルで

bluetooth-wizard

と入力して機器を検索すれば出てきます。

もちろんお手持ちのandroidとかiPhoneなどでもペアリングすればそこに

ちゃんと出てきます。

それを間違えないように記載してのち、

ctl+x

でasound.confファイルを保存します。そして

sudo service mpd restart

として今の条件でmpdを再起動させます。

次にBlueALSAの起動です。コーデックやサンプリング周波数なども

ここで決まります。

最初にターミナルで

bluealsa --help

と打ち込んでコマンドの一覧を確認されることをお勧めします。

なお、コーデックの指定はコンパイルしたものであれば比較的容易で

sudo bluealsa -p a2dp-source -c ldac

といったふうに"-c"で記載します。

synapticからbluez-alsa-utilsをインストールした場合、

-cというコマンドがないので後からターミナルをもちいて変更します。


最初はコンパイルしたものに準じて記載します。"-c"が使えない場合は

-c以下の記載を省いて記入してください。


実用的な命令を記載します。

sudo bluealsa -p a2dp-source -c sbc

sudo bluealsa -p a2dp-source -c aac

sudo bluealsa -p a2dp-source -c aptX —a2dp-force-audio-cd

sudo bluealsa -p a2dp-source -c aptX-HD —a2dp-force-audio-cd

sudo bluealsa -p a2dp-source -c ldac --ldac-abr

コーデックがsbcの場合は、一番上の欄の"-c sbc"は書かなくてもいいです。

ちなみにaptXとaptX-HDの後ろに

—a2dp-force-audio-cd

というのをつけていますが、これはaptXなどの出力がdefaultでは

48 kHzにアップサンプリングされていて、

そうでなくても音が硬めのaptXやaptX-HDの

音をさらに硬くしてしまうので、

音源に準じた44 kHzに戻すという命令です。

ハイレゾ音源でもこれを入れて聴いた方がいい音で聴くことができます。


synapticからインストールして"-c"が使えない場合は

-c aptX

などの部分を除いて入力してください。もちろん、使用する機器や音の好み

に応じて

--force-audio-cd

も省略してもいいです。一般に優れた音源を高級機器で聴く場合は

これはつけた方がいいです。逆に、音がぼーっとした高級ではない機器

ではむしろつけない方がいいかもしれません。

いずれにしてもお好みで。


これを入力して問題なくBlueALSAのループが開始したら

次は機器のペアリンクです。

これまでペアリングしたことのない機器、あるいは一度ペアリングしても

Blutooth Deviceでうまく再ペアリングできない場合は、ターミナルに

bluetooth-wizard

と入力して初期ペアリング設定を行なってください。画面に従って

行えば問題なくできると思われます。

これが"successfully"とペアリングできたら、

Bluetooth Deviceアプリをみてください。使用機器の名称の後ろに

赤、緑、青の三本棒が立って見えます。もちろんペアリング成功時には

ヘッドホン・イヤホンからペアリング成功しましたと聞こえるでしょう。


これで準備オッケ。

どうぞ

Cantata

を立ち上げてお好きな曲を選んで再生ボタンを押してください。

素晴らしい音があなたの耳に届けられるでしょう。


今の再生音がちゃんと指定したコーデックとサンプリング周波数で

再生されているのか?と疑問な場合、あるいは確認したい場合は

sudo bluealsa-aplay -L

とターミナル入力して確認します。

A2DP (LDAC) : ‥ 2 channels 96000 Hz

などと出てきます。ところがたまに指定したコーデックと異なる

低レベルのコーデックで再生される場合があります。

あるいはコンパイルしたものではない場合、

ターミナルに

sudo bluealsa-cli list-pcms

と入力し、出てきた

/org/bluealsa/hci0/dev_XX_XX_XX_XX_XX/hspag/sink

の記載を選択してshift+ctl+cでコピーして

sudo bluealsa-cli code /org/bluealsa/hci0/dev_XX_XX_XX_XX_XX/hspag/sink aptX-HD

というふうに自分の希望のものに指定することができます。

(上記命令は改行してません、念の為)

一度指定すれば自動的にそのコーデックに固定されます。


どうぞみなさま、現時点、世の中で最高レベルの音楽再生性能

あなたのbluetooth機器を使って"音楽"を聴いてください。


以上がBlueALSAに関する記事の全てです。

ではみなさま

最高の音を!





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