SparkyLinux on MacBook Pro 2017
今回は
最近はまっている
SparkyLinux on MacBook Pro 2017
についてまとめ、その凄さを紹介いたします。
そもそもSparkyLinuxはDebianの直接派生Linuxで、私が使っているのはOldStable version、しかもminimal versionです。
一般にminimalあるいはcore versionの方が小さく音がいいようです。
優美で響きがとても素晴らしいXubuntuCoreしかり、
押し出しの強く響きが広がるXubuntuMinimalしかり、
そしてこのOldStable SparkyLinux minimalしかりです。
ただ、ここで不思議なことに
「小さいければ小さいほどいい」
というわけでもないのです。
TinyCore LinuxとかSlitaz Linuxなど色々な賞も試しましたが
音がキンキンしてよろしくありませんでした。
lightMPDは今のところ成功していませんが、これはRaspberry Piで使うと
まるでアナログレコードプレーヤーのような音がしました。響きを求めるとうよりは、柔らかさが出たような感じです。おそらくMacでうまくいってもその系統の音になるのではないでしょうか。
それから、Daphileも相当小さいですが正座して聴き比べてみますと
やっぱり
XubuntuCoreとかXubuntuMinimalあるいはこのSparkyLinuxの方が
美しく響きのあるいい音がいたします。
システムのサイズが小さいことは必要条件ではあるものの、絶対条件ではない
というのが私の結論です。
さて今回はSparkyLinux minimal versionに焦点を当てました。
このOldStable Minimal SparkyLinux 6.7は
ちょっと野太い音がします。
言い方を変えると、
主旋律がしっかり聴こえデスクトップなど小型システムでは
とても音楽が わかりやすい ものに聴こえます。響きを楽しむというより
旋律の粋を楽しむのに向いているシステムです。これはこれで面白いです。
今まで使ってきた古いMacBook Proですと
押し出しはとてもよく主旋律がしっかりと聞こえてとても面白いのですが、
ちょっと「本格オーディオ」としては「品格に乏しい」感じです。
でも、これはひょっとして
ジャズなんかにはいいかもしれません
面白く聴かせてくれます。
今回はこのちょっとじゃじゃ馬っぽいSparkyLinuxをうまく乗りこなして「牝馬」にする方法を見つけ出したのでここに報告します。
それがMacBook Pro 2017での使用です。
そもそもこのMacBook Pro 2017年式、option起動のできる最後のタイプだと思います。
私が実際に使用したのは
Core i7 28 GHz / SSD 512 GB / 4 usb-cポート
の機器ですが、
これに優美なXubuntuCore21.10を外付けして起動させたので
さっそくその音を聴いてみました。
そうしたらなんと
ギスギス、ギンギン
したとても硬い音なんです。これじゃオーディオには全く不向きです。
ま、
聴き方、好みによっては、この音も悪ないという方もいらっしゃるかもしれませんが‥。
私としては、これは使い物にならない
とばかり、せっかく導入しましたのに
オーディオルームに放置された状態となっておりました。
しばらくしてふと思いついたのが今回のこれ
野太くて張り出しの強いSparkyLinuxをMacBook Pro 2017に使ったら
ひょっとしてスリムになってちょうどいいかも?
という考えでした。
早速、週末これを実践してみました。
MacBook Pro 2017はthunderbolt対応のusb-cポートが4つあるだけで
イーサーポートがありません。まずはここからです。
ネットでusb-cからイーサーポートとUSB type Aポートなどがついた
ハブを購入しました。
残念ながらSparkyLinux 6.7だとwifiのドライバーが合わないのか、どうやってもwifiが使えませんでした。それにwifiは安定性がどうしても少し劣るので、やっぱりイーサーケーブル接続が望ましいです。
ハブを使ってちゃんと接続できました。ちなみに現状でwifi接続をするためにはMT7601タイプのアダプターなどが必要です。実際それを使ってwifi接続もできました。
SparkyLinuxは外付けHDDから立ち上げました。1 TBの普通のHDDをハブ経由でMacBook Proに接続し、option起動で立ち上げます。
今はMacBook Proに「refind」アプリをインストールしてMac起動時に「立ち上げOSを選択」できるようにしています。
起動は問題なくできました。ただ、15インチの2017年式のMacBook Proだと画面が細かすぎて、標準表示されるアイコンがすごく小さくなってしまいました。それをMonitor Settingsで直して保存するのですが、立ち上げるたびに元通りになってしまいます。ま、画面操作自体はあまり多くないのでこれでもいいや。
早速、自宅のオーディオセットに接続して聴いてみました。
リクロッカーを介して最終的にViennna Acoustics T3を鳴らす大きめのシステムです。
試聴の結果、若干、音色が微妙な感じもしましたが許容範囲です。そんなに不自然でもありません。
それよりもずっとずっとびっくりすることがありました。
音場の広がり
がすごいんです。もの凄いんです!
ティンパニーなど音の余韻が部屋全体に響き渡り
目の前に演奏会場が大きくぱっと広がるのです!
これにはびっくりしました。
どの音源を聴いてみても同じです。
ちょっとじゃじゃ馬っぽくって野太い感じの
SparkyLinux 6.7
ですが、option起動の使える最後のマック
MacBook Pro 2017
で聴くと、部屋がコンサートホールに一変しました。
もちろんこれまでXubuntuCore Audioでも十分しっかりと響きある
とても美しい演奏を楽しむことができていましたが、
これには かなり 驚きました。
XubuntuCore Audioとはまた違った余韻です。
ちなみに、再生音域自体はXubuntuCoreの方が広いように思います。
SparkyLinux 6.7は主旋律を聴かせて楽しませてくれると共に
MacBook Pro 2017で使うと
コンサートホールや演奏会会場に聴く人を連れて行ってくれます。
これはジャズを聴くにもさらに音場感が高くなるので素晴らしい効果をもたらします。
ここでもう一度、XubuntuCoreをMacBook Pro 2017で使ってみましたが
音がギスギスでちょっと無理でした。
おそらくジョッブズの音楽、音に対する考えとは少し異なっている
MacBook Pro 2017
ですが、こんな使い方をすると
驚くべきことが
起こってしまいました。
さて、この原稿を書いている間、台湾で大きな地震がありました。
親日国台湾のことが心配です。
先の東日本大震災では台湾の人々にはずいぶんお世話になりました。
津波はなさそうな感じですが、今回の地震、もし大事であるようなら、政府はもちろんわたし個人としても必要なサポートを行ってゆきたいと思っております。
がんばれ 台湾!
2024/4/3
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