LinuxオーディオプレーヤーでQobuzハイレゾを聴く(2):BubbleUPnPでギャップレス再生
前回の記事で基本、BubbuleUPnPというAndroidのアプリを使ってQobuzを聴くことができるように設定しました。
次はとても重大なプラスアルファです。
実はこの最強BubbleUPnPは初期の設定条件のまま使いますと、曲と曲との間にどうしても"Gap"が生じてしまいます。ここではこれを解消する方法を紹介します。
古いバージョンのBubbleUPnPだと対応できませんでしたが、アップデートによってこれができるようになっています。
その方法は
このレンデラー選択マークをタップすると、例えば下記のような一覧が出できます。
ここでこれから使おうとする目的のレンデラーを選択します。ここでは
UpMpd-yasuhito-macbookpro-UPnP/AV
を選びました。その右側に出ている3つの点をタップしますと
Info, Settings, Audio Cast settings
と3つの表示が出てきます。そのなかから
"Settings"
を選択します。すると
"FFmpeg audio decoding"
につづく一連の表記画面が出てきますので、それを下方にスクロールしてゆき
"Gapless control"
を見つけてスイッチを入れます。これでギャップレス再生ができるようになります。
これは特にクラシックファンにはとてもありがたい機能です。たとえば今表示されている
Beethoven Symphony No. 9 / Ukranian Freedom Orchestra / Keri-Lynn Wilson
の第4楽章では曲が途中で細かく寸断されています。これを通常再生しますと演奏のまさに途中で一度立ち止まり、また少し経ってから続きが再生される というとても聞きづらい状態になります。この"Gapless control"は優秀な機能であり、これをオンにしていますと寸断がなくなってとてもいい感じに全曲を聴くことができるようになります。
これはとってもすごいことです。
Linnの専用プレーヤーアプリだと標準でこれがオンになっており、曲を途中で途切れることなく再生することができるようになっています。それと同じになる訳です。
ただし、残念なことにLinnプレーヤーアプリでは、再生装置がLinnの製品出ない場合、家庭内サーバーなどへはアクセスできますが、Qobuzへはアクセスできません。Linnプレーヤーアプリを使ってQobuzを再生するためにはレンデラーがLinn機器でなければならないようです。この点がLinnプレーヤーアプリの残念なところです。無料でいいんですけどね。
やっぱりBubbleUPnPは最強です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?