0.妊活を始めるまで&私のスペックについて

自分:
30代後半の女性。
面白キャラに憧れるゆるい仕事のフルタイムサラリーマン。
PCOS(本来卵は1個育つはずなのになぜかいっぱいできる体質)の気があるが、そこまで深刻ではない。
摂取したものがすべて身につくタイプ。
着床障害??

夫:
30代後半の私より2つ年上。
性格変わってる系医療従事者。
高度乏精子症。
肌とか筋力とか色々弱め。
あんまり怒らない。

***

初めまして。 
あまりに異性にモテないので、20代の時は一生独身で、いずれ一人でローン組んでマンションを買うんだなとなんとなく考えていた。
私の職場で独身女性はそれほど珍しいことでもなく、みなさん生き生きと働いていて、それほど悪いものでもなさそうだ。
ただ、毎月やってくる生理で、限られた数しかないらしいのに卵子を浪費するのはもったいないなと思っていた。
極度のケチなので、目的もない生理のために生理用ナプキンを買うのも嫌いだった。

と、思っていたけどひょんなことから夫と出会い、訳あって30代の学生だったけど、この人以外とは恋愛も結婚もできないだろうと思ったので7年待ち、向こうの卒業後に結婚。
自分が33歳、夫が35歳の時。
結婚も子どもも縁がないだろう人生で降ってわいた配偶子の出会いチャンスなので、いつややこを身ごもってもいいように仕事を早めに片づけたり(引継ぎが簡単にできるように)、和痛分娩ができる産科を調べたり、受精からの逆算で出産予定日や産休育休取得日程を一覧にしたり、そりゃもう無駄な心づもりをしていた。

ある日、ふと同職の先輩に、仕事をちょっぱやで片づけてるのに目的達成の気配もないやアハハと冗談のつもりで話したところ、マジのトーンで「それなら早めに不妊治療病院に行くべき。今が一番若い」と言われ、怯む。
怯んだものの、結婚1年も経ってなかったのでそこまで本気にしていなかったが、この会話は意識に引っかかっていた。

病院に行きたくはなかったものの、市町村による不妊検査の助成が35歳未満とそれ以上で金額が全く違うのを知っていたので、ひとまず検査だけのつもりで一般の産科に行ってみたところ、「うちでは取り扱ってないので不妊治療やってるところで診てもらってね」と言われる。
はっきり言ってお門違いだったが、診てくれた院長先生は親切で、もうすぐ排卵日なこと、これでだめだったら早めに専門病院に行ったほうがいいことを教えてくれた。

これで勢いがついたので、駅前の女医さんがやっている不妊治療専門クリニックに行ってみる。
看護師さんとのカウンセリングがあったあと、診察。
ここで「卵が多い。多嚢胞ね」という呟きあり。
そのあと先生から直接診察内容も言ってもらえたが、やはり卵が多数できてうまく成長できない、それで妊娠もしづらいし月経も遅れたとのことだった。
ひとまず希望通り検査は3回人工授精を試してから、とのことで、痛い検査はそれでもできなかったら、になった。
「ひい…こんな願懸けてたら子どもできなそう…。なんかいきなり妊娠がハードモードになった…」と思った。

次回に続く


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